2011-02-23 第177回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第4号
要するに、郊外にバイパスができて、郊外型ショッピングセンターができ、旧市街地は非常に寂れてしまってシャッター銀座というふうな言葉も出てきたわけですね。これ、私、一九七九年に初めてアメリカに行ったんですけれども、七〇年代末のアメリカの風景に非常によく似てきたんではないかと思っています。
要するに、郊外にバイパスができて、郊外型ショッピングセンターができ、旧市街地は非常に寂れてしまってシャッター銀座というふうな言葉も出てきたわけですね。これ、私、一九七九年に初めてアメリカに行ったんですけれども、七〇年代末のアメリカの風景に非常によく似てきたんではないかと思っています。
二〇〇六年の都市計画法改正の前に、中小企業四団体からまちづくりに関する要望書が出されて、この三法の抜本的見直しという提言があり、それを受けて法律改正をやったわけですが、日本共産党は、この法案を審議した国交委員会で、社民党と共同で、郊外型ショッピングセンターの立地規制というからには準工業地域も入れるようにとする修正案を出しましたが、残念ながら通りませんでした。
郊外型ショッピングセンターと中心市街地の商店街とのすみ分けができないかということで私は常に考えてきたわけでございますが、先ほど申し上げたように、すみ分けは可能でございます。ただ、郊外型ショッピングセンターをどんどんどんどんつくっていっていいのかという問題には、私自身は大変疑問を持っております。それはなぜかというと、人口減少、高齢化でございます。
ところが、今やシャッター通りになってしまっている、郊外型ショッピングセンターができまして。
それは郊外型ショッピングセンターありパチンコ屋さんあり飲食店が並ぶ、これは数年前まで農地だった場所だろうという例が大変多いわけであります。 農地がいわゆるほかの用途に使われるということになりますと、様々な農地法等の網が掛けられていたわけでありますし、当該農業委員会が厳しくチェックをしてきているわけであります。
だから、郊外型ショッピングセンターで市の中心部に人が集まって買うような専門品やいわゆる高価な物、こういうものと競争するものは置かないという、要するにどういう物を売るかもきちっと決めて指針を出しています。 それから、ロードサイド店はいけません。ディスカウントストアはいけません。なぜかというと、道路のわきに来る。これは市の中心部とは全然関係のないものだ、こういうものはいけません。
しかし、郊外型ショッピングセンターの時代、この方向というのは、モータリゼーションの発展を含めまして時代の流れでどうしてもなかなかとめられない状況だと思います。今、百貨店自体も、先ほどからいろいろ委員の御指摘もありますように、中心市街地の店を閉めてむしろ郊外型ショッピングセンターのアンカーとして移っていく、こういう時代になってきているということであります。
これは今規制緩和も含めて、郊外型ショッピングセンター等々周辺に立ち並ぶ、あるいは土地利用のあり方、これに一つの限界があるために、ドーナツ化現象を起こして団地がどんどん外へ行っている。そういう中で何が起こっているかというと、その核都市になる都市としての魅力というのが、駅前商店街の寂れ方を象徴的なものとして、非常に問われてきております。
これはちょっと細かいことでございますけれども、大店法によりましていろいろ整備が行われますのに対して、中心商店街の方の人たちから郊外型ショッピングセンターというものを規制してくれという要請が非常に高いわけでございます。しかし、大店法では、そういうふうな都市づくりということを言いながらも、制度的にそこまではちょっと手が回らない。