1952-02-14 第13回国会 衆議院 農林委員会 第9号
それから先ほど申し上げましたように、特殊の地域の米の辞退率、こういつたものを入れまして、そしてあなたの心配のような労務加配米をごまかすというか、それからまた還元米のことについても心配しないように、ここでできるだけ努力いたしております。特に東北、北陸地方等は非常に作柄がいいのでありましてここに非常に期待をかけております。
それから先ほど申し上げましたように、特殊の地域の米の辞退率、こういつたものを入れまして、そしてあなたの心配のような労務加配米をごまかすというか、それからまた還元米のことについても心配しないように、ここでできるだけ努力いたしております。特に東北、北陸地方等は非常に作柄がいいのでありましてここに非常に期待をかけております。
それは結局労務加配米あるいは農家の還元米、転落農家に対する還元米というものが引下げられるということになると思うのです。そこで問題は、この超過供出が円滑にやられると政府が期待をかけておられ、あるいは府県知事が参つてそれが政府の期待通り行われ得るということを言明しておるということは、結局私は匿名供出、超過供出をやつて石二千円の奨励金が農民のふところに入る、確実に入る。
しかもこういう農家はたちまち還元米をもらわなくちやならぬという結果になるわけでありますが、そういたしますと、昨年度農家に還元された還元米は、本年度はこういう形で供出を進められますならば、還元米の量は昨年よりも増大すると思うのでありますが、それに対する用意を政府において持つておられるかどうか伺つておきたい。
従つて話がちよつとそれるかと思いますけれども、供出数量が全部配給面に廻つたのではございませんので、供出数量から還元米を除きましたものが配給数量に廻つておる。そういう実情であつたのであります。今年の産米についてどういう数量になるかというふうなことを申上げますと、大体作柄を前提といたしまして、合理的な保有計算をいたしますれば二千六百万前後の数字に私どもはなると考えております。
これはもう済んだことですけれども、昨年度各府県に還元米といいますか、補正還元米の措置を政府はとつておりますが、その第一回分還元、第二回の還元で、これを各府県別に割当てましたその数量をお知らせ願いたい。 それからその次に、その還元米を農民に還元せずに、途中で扱う機関で一部横流しをしているという投書が入つておりますので、これを調べる必要があります。
になつておりますが、それに比較すると割合は軽いのでありますが、それは結局この地方に商工業がないということを意味するのでありまして、要するに農村では肥料金融、この点につきましてはもう先ほど他の班から御報告がありましたので省略いたしますが、肥料金融、それから都市などでは中小企業の金融ということが最も問題になつておりまして、農村などの懐工合が非常に悪いということは、一つの例を申上げますと、昨年熊本県で五億円の還元米
二、三人の少数の家族で而も二町近くの専門農家になりますと殆んど保有米も手に残らない結局還元米を貰わなければいけない。還元米を貰うときには供出した価格とは相当幅のある高い価格でこれを還元をして貰わなければならん。而も還元を受けるときには米を出しておりながら米で貰えるか麦で貰えるか分らない。
あるいは最近行われました還元米の還元でございますが、これも受取らぬ者が出て来ている。還元米を受取りまして、それをすぐやみに流しますと、八百円ないし一千円の金がすぐもうかるわけでありますが、ところが受取る権利がありましても、受取る金がございませんので、申込みを怠りまして、受けようとしないわけであります。
これは昨年から強調しているところでありますが、畑作地帯における農家の還元米についてどうであるかというと、これは米をつくつてないためにその交換米を受ける、交換米の価格が現在の供出価格が石四千二百五十円、消費者価格が六千七百五十円、二千五百円も開きがある。こういうべらぼうな価格で配給されておるという点で、非常に畑作地帶の農民は悩んでおる。
また還元米というものは原則としてあるはずがないのであります。しかしながらやむを得ない場合において、転落農家と名づけられるのでありますか、寡小農家の人が米を買うという場合においては、これは消費者価格によつて行くのであります。
例えば九州の熊本あたりでは、或る一郡などは裸供出をして、そうして還元米を貰わなければならないが、供出によつての所得税が取られて、還元米との差額が六千万円だそうであります。
○藤野繁雄君 今の還元米に関係がありますが、実收査定委員会を作つて、本当に困つたところの農家には免責する、こういうふうな方針を決めておられるようでありますが、実收査定委員会がどういうふうに設立状況がなつておるか。又実収査定委員会の指導については、各地方ごとに違つておるようなことも考えられるのであります。
俗に言う還元米でありますが、還元米ということは理論上あり得ないという一つの考え方があるのであります。これは申し上げるまでもないことかと思います。補正なるものが適正に行われている以上、還元というものは考えられないという意味からいたしまして、一昨々年来還元制度というものが、表向きにどうしても認められないような実情にあるのであります。
しかし実際問題として還元米を配給しなければならないものもありましよう。また耕作反別の少い農家、しかも家族の多いというようなものには、供出をせしめずして配給をせなければならぬでありましようが、そういうものに対しての価格の差異については、相当今日まで一般から要求があるわけでありますが、これは関係方面とのいろいろな折衝を続けておるわけであります。
○小平(忠)委員 次に関連して還元米の問題でありますが、これは先ほど安孫子食糧庁長官から、現在還元米制度というものがなくなつておる段階においては、消費者価格によつて配給するという点はやむを得ない。しかしこれについては実際不合理な点があるから善処したいと考えておる。しかし現段階においてはそれを具体的に発表する段階ではないという実は御回答を願つたわけであります。
還元米の価格上の問題でありますが、これはしばしば申し上げましたように、一昨年までは生産者価格にかかりました経費を多少加算いたしまして、配給をしておつたのですが、昨年の米から還元米制度が表向きに認められぬことになりましたために、清費者価格になつでおるわけであります。そのために相当生産者に酷な條件になつておりますことは、十分了承いたしております。
する請願(志田 義信君紹介)(第二一八号) 二九 十六合村の耕地整理事業費国庫補助の請願 (志田義信君紹介)(第二一九号) 三〇 香川県の農業水利事業継続の請願(島田末 信君紹介)(第二二〇号) 三一 広瀬村地内国有林の一部払下促進の請願( 庄司一郎君紹介)(第二二一号) 三二 競馬法の一部改正に関する請願(石原圓吉 君紹介)(第二四四号) 三三 持込配給完全実施並びに還元米配給価格引
政府は、今後五等米の制度を考えておるようでありますが、還元米の売渡し価格におきましては、今もつてはつきりしたお考えがないようであります。かような場合は、絶対還元米は農家の生産者価格で売渡すのが当然と私は考えます。(拍手)かかる、食糧自給を根本的に破壊するような食糧不確保臨時措置法と私は言いたい。
さつき大臣は、そういう場合には還元配給するからいいと、簡單に言われますけれども、還元配給は、予期せざる多数の転落農家ができた場合にも、対処できるだけの還元米の用意があるかということをお尋ねしておきたいと思います。
還元米というのは……。ただ農家用のわくにおいてアジヤストする含みを多少持たしております。この辺のことをあわせて知事会議の席上において、実情を十分聽取いたしまして、そしてその必要があれば考えて行くということをお答えいたします。
そこで後半の年度におきましては、農家の保有量を割つた人たちに対しては、還元米の措置として農業米というものが返されておるのでありますが、その農業米として返す場合の価格と、それから農家が手持する場合の価格の面には、石当り二千二百円ぐらいの差が生じておるのであります。
そこでその内容を見ますと、村長や農協組合長が供出の還元米を五石三斗、十三俵を横領しておつて、それを調査官が行つて調査をして、うまくやつて一ぱい飲んだ。
第二一七号) 土地改良法の一部改正に関する請願(志田義信 君紹介)(第二一八号) 十六合村の耕地整理事業費国庫補助の請願(志 田義信君紹介)(第二一九号) 香川県の農業水利事業継続の請願(島田末信君 紹介)(第二二〇号) 廣瀬村地内国有林の一部拂下促進の請願(庄司 一郎君紹介)(第二二一号) 競馬法の一部改正に関する請願(石原圓吉君紹 介)(第二四四号) 持込配給完全実施並びに還元米配給価格引下
一般的な還元制度につきましては、昨年來いろいろこの点について交渉いたしておつたのでありますが、御承知のようにただいまのところ還元米あるいは還元麦制度というものは、制度的には、どうしても認めがたいということになつておりますので、價格の面について適宜な措置を講じ得ないというのが現状でございます。
何となれば、先ほど、申しましたごとく、還元米というものを認めない。またこれをいまさらあなた方が理論的にいろいろな問題で交渉されるのも、これまた愚である。何となれば、りくつが合わないものは取り上げません。現在の食糧管理法によりますれば、還元來ということは絶対あり得ない。そういつたりくつに合わないものを合せようとするところにむりがある。
しからば過去において還元米というものはあり得ない。一部保有農家には供出の責任はないわけです。それを供出しなければならぬという段階に追い込まれておる日本の農村の現状を、まず把握してもらいたい。議論がましくなりますけれども、私はそれ以上言いたくありません。私もわかります。だから過去において悪いことをやつた。私は申します。
ところが從來、この被害を十分実情に即して認めないというところに裸供出の問題があり、還元米の要求があり、そこに農民の悲劇があるのであります。こういう問題からいたしまして、われわれは被害というものに対しまして、少くとも実情に感じてこれをやつて行かなければならないというのが年來の主張であります。
還元米等も一切認めないということになりまして、今年度の供出問題は非常に困難だと思うのでありますが、まず基本的には、供出問題を需給計画の数字にとらわれずに、被害の実情に応じて補正するという考えがあるかどうか、この点をはつきりお伺いしたいと思います。