1954-03-29 第19回国会 衆議院 本会議 第29号
ところが、近来利権をのみ汲々としてあさつている沈船引揚げ作業を目的とするところの諸事業家が、艦船の鋼鉄その他の資材に重点を置いて、英霊の御遺骨を粗相にしておる傾向を伺つておるわけでありますけれども、政府といたしましては、まず第一にこの英霊の遺骨引揚げに重点を置いて、しかる後に事業家の利権の問題を考えるべきではないかと思うのであるが、いかが政府当局は考えておられるかを伺いたいのであります。
ところが、近来利権をのみ汲々としてあさつている沈船引揚げ作業を目的とするところの諸事業家が、艦船の鋼鉄その他の資材に重点を置いて、英霊の御遺骨を粗相にしておる傾向を伺つておるわけでありますけれども、政府といたしましては、まず第一にこの英霊の遺骨引揚げに重点を置いて、しかる後に事業家の利権の問題を考えるべきではないかと思うのであるが、いかが政府当局は考えておられるかを伺いたいのであります。
○若林委員 前会硫黄島の調査に関しまして、厚生省が調査員を御派遣になりまして、その御派遣になつたときの御報告をわれわれ承つたのでありますが、これに関連いたしまして、遺骨引揚げに関する具体案を厚生省においては御討究のことだと考えるのでありますが、これは熱意をもつてやるというようなことでなしに、調査に基いてそれぞれその具体策がつくられつつあるということでありますが、現在の段階においてどういうような方法をお
今日お答えができなければ早急に、この引揚げ対策についてはこういうようにやるのだ、また政府だけでできなければ、民間もこういうようにひとつ協力せよということで——この間も遺骨引揚げについては、政府をさしおいて遺骨奉還慰霊の大委員会を設置するような運動が起つておりまして、これは引揚委員長初めわれわれもそれに関與いたしおるのであります。