1966-04-13 第51回国会 衆議院 商工委員会 第26号
しかしながら、これが選鉱段階あるいは製錬過程において、技術的にこの分離、さらにはまた含有されておる鉱石を完全に抽出する、そういうものの回収の実収率、こういうものが非常に悪いことは皆さんも御承知のとおりなわけです。
しかしながら、これが選鉱段階あるいは製錬過程において、技術的にこの分離、さらにはまた含有されておる鉱石を完全に抽出する、そういうものの回収の実収率、こういうものが非常に悪いことは皆さんも御承知のとおりなわけです。
したがって、これを選鉱段階あるいは製錬段階で処理する、分解する、こういうことになっても、なかなか、何かを取れば何かがのがれる、両方取ろうとするならば目的の実収率が悪くなる、こういうことは専門的にはわからなくても、大体そういうむずかしい鉱石であることはおおよそわかると思うわけであります。
たとえば選鉱段階でも、選鉱の実収率も悪いわけです。銅をとると何かを捨てざるを得ない。化学処理の場合もこういうように非常に複雑なわけです。したがって、やはりせっかく国費で探鉱してやって鉱石を掘り上げた、それが化学的な処理がまずいために、多くの経費をかけたところの鉱石を流しちゃう、こういうことになると非常に不経済だと思うわけです。