警察庁の調べによったものでございますけれども、昨年の参議院通常選挙におきまして、インターネットを利用した選挙違反者の逮捕の事実はないといったものは出ておるところでございます。
また、その後の地方選挙における選挙違反の状況については把握をしていないところでございますけれども、その後、知事選挙等が行われた幾つかの団体に確認をいたしてみました。違反による逮捕の事実等はないということでございました。
稲山博司
それからもう一つ、被選挙権を得たときに、その候補者が違反行為をした、選挙違反行為をした、こういったとき、彼、彼女、その人を、候補者を選挙違反者として取り扱えるか。本来、無責任である、無責任というか責任がないはずです、という問題も出てまいります。
もし、提案者の方でその辺の検討をなされているとしたら、質問通告なくて恐縮なんですが、なされているかなされていないかだけちょっと教えていただけますか。
山崎力
郵政事業関係では、近畿郵政局長であった高祖氏が立候補し、大量の選挙違反者を出したことは、記憶に新しいことであります。
そこで、高級官僚の国政、なかんずく参議院の比例区への立候補を、せめて民間業界への再就職と同程度並みに規制すべきと考えますが、総理のお考えをお聞かせください。
さて、今回の法案についてですが、異例ずくめであります。
荒井聰
選挙違反者に対する罰則の適用はそういう意味で厳正に行われるべきだ、こう考えております。
ただ、選挙違反者についてだけ一律に恩赦の対象から除外するということに合理性があるとまで言えるかなというと、私は、そうではないのではないか、他の犯罪とのバランスや事案の内容などを勘案して判断していくべきだ、こういうふうに考えております。
高村正彦
次に、選挙違反者の人数でございますが、第六回選挙、昭和三十七年七月一日施行が、検挙人数が最も多くて一万四千八百二十人、そのうち買収、利益誘導による者が五五・七%に当たります八千二百五十八人となっておるわけでございまして、それよりは少なくなっておるという状況にございます。
片木淳
○木村仁君 お亡くなりになった方の中には私どもも大変お世話になった与野党の先生がおられるわけでございまして、余り不吉なことを聞いて本当に申しわけございませんでしたが、特に選挙違反者については、この六回にわたる拘束名簿式比例代表制のもとでは顕著な事実ではなかったと私は思います。この制度を改正したことによってそういった違反が出てくるということでは困ります。
木村仁
参考までに、そういうことが今後はないように願いながら、自治省にお聞きしておきたいと思うんですが、よく五当四落の中で多くの候補者が、そのときとは言いませんけれども、選挙後短期間にしてお亡くなりになるとかいうことがありましたし、また選挙違反者が陸続として出たというふうにも言われます。
木村仁
この合意の問題がいろいろ出ておりますが、次に、加えまして、選挙違反者が総括主宰者や出納責任者の場合と一般運動員の場合では刑事裁判の訴訟の効果が大きく違っできます。
木暮山人
新聞等で仄聞するところによりますと、これまで戦後十回にわたって政令恩赦という形で、それに含まれる大部分のものというか、それが選挙違反者だというふうなことは、選挙は正しくあるべきだと、法を守るべきだと思って一生懸命やってまいりました有権者のそしりを受けていたということは事実でございます。その政令恩赦から今回は特別基準恩赦というふうなことでなされるやに伺っております。
紀平悌子
選挙区制についていろいろ議論をしているその傍らで、選挙違反者を復権させる。個人的な事情はいろいろありましょう。それは個人的な復権の作業の中に組み入れればいいことであります。私はそういうふうに思います。
けさのテレビで、自民党の中にはいろいろ意見がある、こういう話でありました。今まで、恩赦についてはいろいろ法務委員会なんかで議論があったようであります。
山中邦紀
そうして、選挙違反者の救済についても、「特定の罪を除外すると、法律の公平な運用という点から問題がある」という理由で公職選挙法違反者も対象に含める方向になった、こういうことが報道されたわけであります。
山中邦紀
選挙が公正に行われるということは議会制民主主義を維持する上におきましても極めて重要なことであるというふうに考えられますし、選挙違反者に対する罰則の適用につきましては、これはもう厳正に行われるべきであるというふうに思われるところです。
栃木庄太郎
昨日、官房長官のもとに、御本人は国会で御不在でございましたけれども、婦人団体の方で政令恩赦からの選挙違反者の除外をお願いしたいということをるるお願いしてまいりました。そのせいではないと思いますけれども、お昼のニュースを聞いておりましたら、衆議院の内閣委員会で河野官房長官が、慎重に、今度ばかりは慎重に諮っていると、今度ばかりはというのは私がつけた言葉ですけれども。
紀平悌子
副総理のお立場もございますので、多分河野官房長官、それから宮澤総理大臣といろいろ御相談の、政治的な今の時代背景、つまり政治改革がこれほど唱えられておりますときに、実際、行政の手で選挙違反者の解き放ちというのがあるということについて、やっぱり政治改革というものに逆行することとして非常に問題になるということを御勘案くださって、選挙違反者を除外していただきたいというふうに最後にお願いをいたします。
紀平悌子
私は、今まで六回選挙をやりましたが、ただ一人も選挙違反者を出したことはない。そして、私は、この間NHKからの調査、アンケートがありましたね。一体、年間どのくらい使いますか。政治資金どのくらい使いますか。私は一千万円以下、どうもそれより下がなかったものですからそれに書いた。
ちょっと伺いましょう。塩川さん、どのくらいにお書きになりました。差し支えなければちょっと教えてください。
日野市朗
もう一つは実害というのが、選挙違反者の一斉釈放なんですけれども、次の選挙でまたそういう方が同じことをおやりになるかもしれないという実害を防ぎたい、この二つです。
紀平悌子
だから、ストックがある人がそれを処分して弁護士につき込むというのだったら話はわかりますけれども、フローであれば、それはちょっと大臣も自分の給料と税金の関係をお考えになったら、刑事事件に自分がなったときとかあるいは選挙違反で大量の選挙違反者が出たときにどうするかということを考えて、弁護士に払う着手金、報酬は、これは税金を取られた後の可処分所得だけということになったら、多分弁護士報酬を払えるという人は僕
仙谷由人
いまだに一人の選挙違反者も出していない。これは私の誇りであります。そして、選挙費用についても申し上げる。私もよくわかりませんから、恐らく法定選挙費用でおさまってはいないだろうなとは思う。しかし、はっきり申し上げられることは、法定選挙費用を上回ってもわずかであろうと私は思っているんですよ。
現にそのような形で選挙をやってきて当選してきている人間がちゃんといるんです。
日野市朗
また、恩赦の問題についてお触れになりましたが、もとより選挙違反者に対する罰則の適用は厳正に行われております。恩赦の適用については、選挙違反者を他の犯罪者と特に区別して扱うことは相当でないと認められて、一々の事案に応じて個々に取り扱うべきものと考え、またこれまでもそのように扱われてきたものと報告を受けております。
海部俊樹
そこで、御指摘の選挙違反者につきましては、やはりそれは選挙違反であると否とを問わず、今申しましたような観点からどうであるかというふうに考えられるべきものであろうと思いますし、また、今申し上げたような恩赦制度の機能、また運用につきましては、やはり国民の理解を得ながら行われなければならないと思いますので、その方面でも努力いたしたいと思っております。
佐藤勲平
それによって皇室典範の即位の礼の第二十四条、また大喪の礼の第二十五条、それからそれを受けて内閣総理大臣の職権の憲法第七十二条、内閣の職権の第七十三条の七項、そして恩赦法というものがあるわけでございますが、まず恩赦について、また十一月にはやってくると思うのでございますが、特に、選挙違反者救済の恩赦実施というものは、常にその都度話題に出て、反対の世論というものが圧倒的である。
矢原秀男
○矢原秀男君 二点目には大赦についてですが、大赦を行う基本的な見解を説明をしていただきたいと思っておりますが、これは今申し上げたように、前回の実施の恩赦を見ると、やはりまたしても選挙違反者救済のための恩赦というふうな感触がどうしても出てくるわけでございます。こういうことですから、この際、大赦を行う基本的な見解をやはりはっきりしておかなければいけない、こう思うわけでございます。
矢原秀男
○仙谷委員 前回のこの委員会での議論でも、運動員はいわゆる買収の選挙違反者として逮捕されて刑が科される状態になっておるのに、候補者はその時点では立候補予定者であったということで、連座制の適用はないという愛知県の二つの例が議論になったかと思いますけれども、確かに刑事罰を科す場合には、構成要件の問題として厳密でなければならない、特定性がなければならない、こういう厳然たる要請があるわけですから、困難かとも
仙谷由人
しかも、大抵対象が選挙違反者の復権、これが一番多いんです。
こういうことに対して、私はもう少し恩赦のあり方を考えなきゃならないような気がするんですけれども、総理はいかがでしょうか。
これでおしまいにします。
下村泰
○国務大臣(高辻正己君) 復権令から選挙違反者を除くべきではなかったかという趣旨の御質問をいただきました。
高辻正己
ただ、たまたま結果的に先生の御指摘のような事実もあったかと思いますけれども、これは選挙違反者を救うという観点からされるものではないであろうと私は考えております。
小沢一郎
四十九年の最初のあなたの選挙で大量の選挙違反者を出したでしょう。それだけじゃなしに、その後二回の衆議院選挙でも買収事件による逮捕者を出した。それに対してあなたは、四十九年の反省の上に立ちながらやったにもかかわらず再度こういった結果になったわけで、深くおわびをする以外にない、言う言葉がないというように答弁をされている。
神谷信之助