1993-05-13 第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第16号
こういう全体をいろいろ議論いたしまして、我々としては、今御提案している線が最も現実的に説明できる線ではないかというふうに判断をしたわけでありますけれども、今の裁判の時期の問題は、これはもう委員御承知のとおり、日本ばかりでなく問題があるものですから、イギリスでは選挙裁判という独特の裁判方式で、半年ぐらいでその勝負をつけるという制度があるものですから機能している。
こういう全体をいろいろ議論いたしまして、我々としては、今御提案している線が最も現実的に説明できる線ではないかというふうに判断をしたわけでありますけれども、今の裁判の時期の問題は、これはもう委員御承知のとおり、日本ばかりでなく問題があるものですから、イギリスでは選挙裁判という独特の裁判方式で、半年ぐらいでその勝負をつけるという制度があるものですから機能している。
選挙裁判は百日以内に判決を出しなさいという訓示規定が既に入っているんですよ。一括指定だって、これは裁判官がその気になれば今でもできるし、かといって弁護士や被告の人がどうしても事情が悪かったら一括して承認もできないというのが、私が裁判官経験者の人から聞いた話ですよ。
また、選挙裁判の審理を促進するとともに、候補者本人が公選法違反で禁錮以上の刑に処せられた場合、当選の無効と以後長期の立候補制限を課し、連座制の適用を受けた場合には数年間の立候補制限を課すという思い切った強化策を講ずるべきであります。 腐敗防止強化に対する総理の御所見と決意のほどを承りたい。 最後に、雲仙岳噴火災害対策について伺います。
ただ、俗にそれを選挙裁判というふうに名前をつけまして、二人の裁判官を任命してスピーディーに事に当たらせるという制度になっているようでございますから、訴訟手続とでもいうものにおいて、何かそういう特別なものが考え得るのかどうかという問題意識を持っておるわけでございます。
具体的には、イギリスの腐敗行為防止法のような峻厳な法律が必要である、選挙運動と政治活動とを区別することなく規制すべきである、刑罰による威嚇より当選無効、資格剥奪に重点を置くべきである、刑事裁判とは別の民衆訴訟のような選挙裁判ができないかなどの意見が述べられました。
なお、選挙違反にたいする連座制の強化その他罰則の強化や、選挙裁判の迅速化も急務であり、あわせて選挙の実態を十分ふまえて現行の選挙運動の規制を見直すことが必要である。 ということになっております。
ですからこういう点では、ぜひとも金をかける買収犯等を防ぐために連座制の強化とか、あるいは選挙裁判の促進とか、買収等の実質犯に対する罰則の強化等もこれは速やかに図るべきでしょう。そういう点で言うと、優先順位から言えば、これはもう五年じゃなくて六年を経過していますから、早急にこれは考える必要があるんだろうと思いますが、この辺についてはどうお考えになっておりますか。
さらに、選挙裁判の迅速化や買収事犯の罰則強化など実効のある腐敗防止措置を図る必要がありますが、総理の所信をお伺いしたいと思います。 また、自民党は、参議院全国区の拘束比例代表制の改悪案を成立させることができたら、今度は衆議院に非民主的な小選挙区制を導入しようというお考えがあるやに聞いておりますが、総理のお考えをお伺いしたいと思います。
また、衆参両院の定数是正、戸別訪問の自由化、罰則の強化、選挙裁判の促進の問題は、これまでも懸案事項として各党間で論議され、検討されてきた問題でありますが、事柄が、国会の構成なり選挙運動のあり方や訴訟制度の基本にかかわる問題でありますので、いまだ各党間の御意見が煮詰まった段階には至っていないと伺っております。
むしろ、選挙制度そのものではなくて、選挙の運動方法とかあるいはこういう政治資金規制とか、あるいは買収等によって当選した人は選挙裁判によって迅速にその議席を失うとか、たとえばイギリスの政治腐敗防止法のあの徹底したやり方ですね。
○阿部憲一君 以上いろいろお伺いしましたけれども、選挙裁判の長期化の原因は何か、先ほどもちょっとそのことについて最初にお伺いした事例については、事案が非常に複雑だとか、あるいは関係者が多かったというのでございまするが、このようなことが原因のすべてであるかどうか、もう一度お伺いしたいと思いますが。
よく選挙裁判等も弁護士がそろわないとか、そんなことでだんだん延期されて、判決がおりるときにはもう任期が終わっていると、こういうような例もあるわけで、そういう点疑惑を持っておるわけでありますが、小佐野賢治あるいは児玉譽士夫の最近の病状はどういうものなのか、大体七月二十一日、六月二日は初公判ができる見通しであるのかどうか、そのあたり検察当局はどの程度掌握しているのか、御説明願いたいと思います。
そのためには、選挙公営の大幅拡大、有権者の票の重みを平等ならしめるための定数是正、戸別訪問の自由化、買収などの連座制の強化、選挙裁判のスピードアップなどの改革が是が非でも必要であります。総理はわれわれの提案についてどう考えられますか。また、総理に、ロッキード疑獄を教訓として生かす具体的な方策、対案があればこの席でお示しをいただきたいのであります。
こういうことについて、全く国民の多くの不信というのが、私は今日この選挙裁判にはあると思います。これを何としてでも百日裁判を実現をするなり、国民の裁判に対する信頼あるいは選挙あるいは政治に対する信頼を回復をするという意味からも、こういった選挙裁判については、通達を出されている法律のその趣旨に沿って厳正に私は実行をしてもらわなくちゃならぬと思うんです。
その当時も私どもは金大中氏に以前からの選挙裁判というものがあったということは承知いたしていたわけでございますけれども、外交的了解の重点というのは、一般韓国人同様の自由であるということでございまして、選挙裁判につきましても、その選挙裁判がきれいになれば一般の韓国人と同様に出国の自由が与えられるんだと、こういうふうに了解していたわけでございまして、いつそのいわゆる出国が実現し得るかということにつきましては
そのために選挙制度審議会等でも、いろいろな議論がございまして、特に選挙裁判について格別なる配慮をすべきではないかという提案はされてはおることでございますけれども、これの実現という点につきましては、なおいろいろな隘路がございまして、実施までには至りかねておる実情でございます。
○説明員(中村啓一君) 上林先生の仰せのように、選挙裁判がいわゆる行政事案としても、また特に刑事の案件としても非常に時間がかかり過ぎるということは前々から指摘をされておりますやはり一つの大きい問題だろうと思っております。
○皆川政府委員 選挙裁判の迅速化ということは、かねがね選挙制度審議会等におかれましても、議論をされております。ただ実際問題としますと、現在の日本の裁判の手続からいたしまして、非常にむずかしいようでございまして、なかなか名案がない。この前の第六次の審議会でも同じような議論が出ました。
一点は、選挙裁判の話でありますけれども、法務省からいただいた資料によると、選挙裁判は受理の日から終局期間まで非常に審理が長いわけです。一カ月以内、三カ月以内というのもありますけれども、三カ月以上も受理の日から終局の日までかかるのが、かなりあるわけです。これはいろいろな万やむを得ない事情があると思いますけれども、場合によっては裁判が終わるまでに任期が終えてしまったというケースもあると思います。
選挙裁判というものは別個にやるということです。そうして裁判所のほうも、選挙違反があれば、その選挙違反は専任の人でどんどん片づけてもらう。普通の裁判と同じような形でするということは、私は、裁判所のいまの構成ではひまが要っておるのじゃないかと思う。
最近、連座制にからんで当落に関係するような重要な選挙裁判が、最終判決まで九年もかかっている。これでは連座制を強化しても意義が薄い。選挙裁判の迅速化に関し、責任ある回答をお願いしたい。
特に選挙裁判についてよく言われることですけれども、それに限らないと思う。スピーディにやりさえずればいいというわけのものでもない。いいかげんな雑なことをやってもらっては困る。だから別の面で障害が出てくるけれども、しかしそれにしてもやはり裁判が非能率であるという声が高い。それにはいろいろ事情があるでしょうけれども、やはりそういう人員の問題というようなことも相当響いている要素だと思う。