1993-05-18 第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会公聴会 第1号
「いまから約百年も昔の選挙制度論議は、その後の歴史をつうじて、基本的に決着がついている。現在の時点で小選挙区制を導入することが、いかに時代錯誤であるか、またそれが比例代表制とセットになっても基本的な不合理は変わらないこと」を述べられております。
「いまから約百年も昔の選挙制度論議は、その後の歴史をつうじて、基本的に決着がついている。現在の時点で小選挙区制を導入することが、いかに時代錯誤であるか、またそれが比例代表制とセットになっても基本的な不合理は変わらないこと」を述べられております。
政治改革というと、とかく選挙制度論議に矮小化されがちでありますが、政治改革の重要な柱として、中央集権にメスを入れ、参加、分権の政治システムへの変革をいかに切り開いていくかということを忘れてはならないのではないか。総理の地方分権に対する認識と決意をお伺いをいたします。
また、リクルート事件が突きっけてきた政治改革の本質は、まさに政治倫理をどう構築するかであり、選挙制度論議は行うとしても、まず腐敗防止に実効性のある政治倫理、政治資金規制問題から議論を展観すべきだと主張する私たち公明党の考え方について、どのように考えられますか、明確な答弁を求めるものであります。
(拍手) 国民の信頼を取り戻す政治改革のためには、まず現状の定数不均衡の是正を急ぐべきであり、選挙制度論議を絡ませることをやめて、政治倫理法の制定や政治資金規正法の強化を図り、金権腐敗体質の改革に全力を挙げるべきだと思いますが、総理の見解を伺います。(拍手) 以上をもちまして、私の質問を終わります。(拍手) 〔内閣総理大臣海部俊樹君登壇〕