1980-11-19 第93回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
この「むつ」の設計あるいは製作に当たりましては、原船事業団が中心になりまして原研あるいは船舶技術研究所の協力を得ながら、臨界実験あるいは遮蔽効果実験等の実験研究をあわせ行いまして、 〔委員長退席、理事八百板正君着席〕 着実に当時といたしましては開発を進めたというふうに理解をしているわけでございます。
この「むつ」の設計あるいは製作に当たりましては、原船事業団が中心になりまして原研あるいは船舶技術研究所の協力を得ながら、臨界実験あるいは遮蔽効果実験等の実験研究をあわせ行いまして、 〔委員長退席、理事八百板正君着席〕 着実に当時といたしましては開発を進めたというふうに理解をしているわけでございます。
さて、遮蔽効果実験と、昭和四十三、四十四年に三菱原子力工業が米国ウエスチングハウス社に依来した設計のチェック・アンド・レビューについては山野原子力局長がことしの五月の本委員会で、「過去の舶用炉の遮蔽についての実験は不十分のものであったということは認めざるを得ないと思っております。」
舶用炉を初めて試作するに当たって技術的に十分な検討したかどうかという点について、たとえば遮蔽効果実験について、「むつ」が事故を起こした直後、運輸省の謝敷という人は、最終的に実験をした、こう答弁をした。ところが大山委員会の報告では、十分な実験を行っていない、こういう指摘がある。
「むつ」の遮蔽構造の詳細設計をいたしますにつきましては、この遮蔽効果実験の成果を反映したものでございまして、今回ストリーミングの起こりました個所につきましても、本実験の結論に従いまして設計いたしたものでございます。
そのような条件下で、経験の不足を補い、計算コードをチェックするためにJRR4を用いて遮蔽効果実験を行ったということは、適切であったと存じます。しかしながら、この遮蔽実験によって中性子ストリーミングの現象が一応とらえられ、実験目的の一つが得られているにもかかわらず、その成果が設計に効果的に生かされなかったということは、まことに残念なことでございました。
その第一は、遮蔽効果実験は果たして十分なものだったのかどうか、この点であります。 まず、これは運輸省の謝敷さん、見えていますね。——これは去年の九月十日の衆議院の科技特で、JRR4で「実物大に近い大きさで模擬実験を行なっております。
○米田委員 原子力船の開発事業団の年報を実はもらったのでございますが、これによりますと、公団としてまず臨界実験、炉心の構造模型及び燃料集合体の模型実験、原子炉制御、計測器の環境試験、遮蔽効果実験、大体こういう四件に分けて公団としての研究取り組みがなされておるように聞いておるわけであります。そうしますと、運輸省としてはまだこれらの段階には全然タッチをしておらない、こういうことでございますね。