2012-03-28 第180回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
さらに、将来につきましても、現在NACCSと呼ばれる我が国の輸出入手続システムがございますが、この更改等のタイミングもにらみつつ、適正通関を確保する形で、更なる通関関係のペーパーレス化等も含めまして、通関手続の簡素化に更に一層努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。
さらに、将来につきましても、現在NACCSと呼ばれる我が国の輸出入手続システムがございますが、この更改等のタイミングもにらみつつ、適正通関を確保する形で、更なる通関関係のペーパーレス化等も含めまして、通関手続の簡素化に更に一層努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。
それで、通関時には限られた人員の中で正に迅速通関、それから適正通関、そのバランスを取る観点から、通関時には社会悪物品等の不正輸入のおそれの高い貨物の審査、検査を重点的に行いたいと、そういうことでやっているわけでございます。
迅速通関ということは適正通関と並びまして二大要請でございますので、私ども少しでも迅速通関ということを進めるために、今先生おっしゃいました、例えば予備審査制の導入とか、あるいは簡易申告課税制だとか、様々な制度を導入するとともに、一方でIT化といいますか、いろいろ機械、機器を導入して効率化に努めているところでございます。
○政府委員(渡辺裕泰君) 私どもの用語で、いわゆる適正通関ということ、それから迅速通関、この二つは税関の業務運営に当たっての二つの柱でございます。これまでも世界的な流れの中で税関手続の簡素化、迅速化を推進してまいりましたが、その際にも適正な通関を損なうことがないよう十分留意をしてきているところでございます。
そういう迅速通関とそれから適正通関といいますか、この二つの柱があると思うんですね。これは車の両輪のようなものでありまして、どちらもおろそかにしてはならないというふうに思いますけれども、その点はどのように認識されているか、お聞きしたいと思います。
○佐々木(憲)委員 つまり、検査水準が下がっているということは、車の両輪の迅速化という一方はどんどん大きくなっている、しかし、適正検査といいますか、適正通関、この面はどんどん下がって車が小さくなっている。真っすぐ進まないじゃありませんか。
それは我が国のいろんな面から悪影響を与えるというふうに考えられているわけでございまして、一方では適正通関を確保しつつ、また簡素化もやっていくというふうな、なかなか難しい仕事を進めざるを得ないというふうに考えております。
○政府委員(久保田勇夫君) 今、委員からお話がございました適正通関の必要性というのは、我々も非常に大事だというふうに考えております。まさに税関の業務運営におきましては、適正通関と迅速通関が車の両輪であるということでございまして、これまでも税関手続の簡素化、迅速化を推進するに当たっては適正な通関の確保を損なうことのないよう私どもとしては十分留意してきたつもりでございます。
○久保田政府委員 お話のように、この税関を取り巻く業務は非常に複雑化、困難化しておるわけでありますし、一方では、迅速通関の要請及び適正通関の要請ということがあるわけでございます。
○久保田政府委員 確かに手続の簡素化をやるというのは、適正通関との両立をうまく図らなければならないという要請を持っているのは事実でございます。 しかしながら、御承知のように、税関のこれは一つの宿命でございますが、国境を通して行うということでございますので、国際的なスタンダードがどうかということもまた考えざるを得ないわけでございます。
この迅速それから適正という一見しますと相矛盾するような要請にこたえていかざるを得ないということでございますが、私どもこういった物流の実態あるいは適正通関確保という要請にこたえるべく、コンピューター化の推進だとか、あるいは情報の収集、活用とか、あるいはエックス線等の取り締まり機器を活用する、それから先生御指摘のような麻薬犬を導入してこれを活用する、こういったことにより検査対象貨物を絞り込む、かつ効果的
経団連の御要望、何か近々発表される、行革審に説明があるというようなことを聞いておりますので、その発表がありました後は、私どもで少し事務的に検討を進めまして、私どもの対応できるものは対応いたしますし、また、私どもの適正通関ということから必要不可欠なものについては、対応できない、そういったことで、個別によく話を伺って処理していきたい、こんなふうに考えております。
最近のピストルの大量密輸事件でございますが、こうしたものにつきましても、今後コンテナの中に社会悪物品が隠匿されるということが十分想定されますところから、適正通関を確保する見地から、今後とも輸入通関時における検査体制を十分充実していきたいというふうに考えております。