1977-04-12 第80回国会 参議院 文教委員会 第9号
高等学校において個性が自分の適性分化が起こってくる。そして自分の関心持つ方面が非常に強く出てくるというのは、高等学校の現在の課程の中身からいいますと選択の方に十分に出てくる筋を持っているように思います。
高等学校において個性が自分の適性分化が起こってくる。そして自分の関心持つ方面が非常に強く出てくるというのは、高等学校の現在の課程の中身からいいますと選択の方に十分に出てくる筋を持っているように思います。
高等学校の教科課程の内容を見ますと、最近また変わりましたが、現段階では、高等学校に入ってから卒業までの間に個人の一つの能力分化あるいは適性分化が起こってまいります。それに対応した意味で、低学年では必修科目が課せられております。それから中高学年になりますと、選択科目をそれに上乗せするという課程が、現在五十一年度に改定が行われております。その姿をやはり私どもは十分に考えなくてはならない。
ところが、高等学校の教育課程の中で必修科目に行かされてその生徒諸君は適性分化を起こしている、それが選択科目になっております。具体的に申しますと、たとえば自然科学に適性であるかどうかという判断は、当然にその生徒諸君は高等学校時代に理科のIIというものを選択しているはずであります。それから数学で言いますと、数学Iだけが共通一次ですから、II、IIIというものを履修しているはずであります。