2021-04-05 第204回国会 参議院 決算委員会 第1号
違法転用というのが三千件も四千件もあるんですから。その事実を受けて、やっぱり農家の皆さんは何かあったらどうするんだろうというふうに心配をされているんです。
違法転用というのが三千件も四千件もあるんですから。その事実を受けて、やっぱり農家の皆さんは何かあったらどうするんだろうというふうに心配をされているんです。
農家が活用している農業用パイプハウスが高度化施設として認められないなら、コンクリート化した農地は農地と認められず、違法転用になってしまいます。農林水産省は、農地とは棚やシートの上で農作物を栽培してもいつでも耕作できる状態に保ったのが農地である、コンクリートで固めると土がなくなるから耕作できないと言っていました。それなのに、なぜ農地のコンクリート化を農地として認めるのでしょうか。
○政府参考人(大澤誠君) 繰り返しになりますけれども、底地をコンクリート張りする理由、これは農地の違法転用状態を防止するためには必要だと思っておりますけれども、その理由についてはいろいろな理由があると考えられると思っております。また、技術の進歩によっていろいろ変わり得るとも思っております。そういうこともありますので、一律に要件をこの高度化なり効率化のところで定めることまでは考えておりません。
先ほど言いましたように、社会も個人もモラルをきちっと果たさなきゃいかぬというふうに考えるときに、模範を示さなければならない公人による違法転用は、これはやはり駄目なんだというふうに思うんです。これは衆議院でも議論になっておりました輿石参議院議員会長の違法転用問題、これは農水大臣、何らかの形で御指導をされておられますですね。
優良農地でも転用が進み、違法転用が事後的に追認されるような状況、このことも指摘してきたわけですが、今回の改正案で転用規制の厳格化が図られること自体は、私は評価したいと思っています。 ただ、食料自給率を上げるためには、耕地面積の確保は転用規制だけではなく、農家に農業を続けていく意欲を持ち続けてもらうことが必要なんです。
違法転用は一年に一万件に近い件数が行われている。そして、私が一番案じておりますのは基幹的農業従事者。あなたの仕事は何ですかと聞かれて、私の仕事は農業ですと、こういう基幹的農業従事者、これの六割が六十五歳以上になったということ。
それで最後になりまして、「許可の条件に従った利用が行われず、また同法に違反する行為が行われたことは遺憾であり、これについて適切な是正措置を講ずるとともに、農地転用許可制度の運用に当たっては、許可処分後の転用履行状況の把握、違法転用の早期発見等について的確に対処」する。これは宮澤さんが答えた答弁ですからね。この九については、会計検査院も含めてひとつお答えをいただきたい。