1956-05-07 第24回国会 参議院 内閣委員会 第38号
そのときに幣原さんはたしか十八日に会いにいっておるようですが、そのときにマッカーサーは日本の軍備は廃止しろ、そうして日本は道義的指導権を握るべきだと思うということを言ったことに対して、幣原さんは、そんなリーダー・シップというけれども、指導権を握れというけれども、どの国も日本についてこないというようなことを言っておる。
そのときに幣原さんはたしか十八日に会いにいっておるようですが、そのときにマッカーサーは日本の軍備は廃止しろ、そうして日本は道義的指導権を握るべきだと思うということを言ったことに対して、幣原さんは、そんなリーダー・シップというけれども、指導権を握れというけれども、どの国も日本についてこないというようなことを言っておる。
第二章のごとく、国際紛争解決のためにする戰争を放棄すると声明して、日本が道義的指導権を握るべきだと思うとマツカーサーが言つた。幣原総理大臣はこのとき言葉をさしはさんで、指導権と言われるが、おそらくだれもついて来る者がなかろうと言つた。マツカーサーは、ついて来る者がなくても日本は失うところはない、これを支持しないのは、しない方が悪いのだということを言つた。