1999-02-18 第145回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
しかし同時に、「過去を正しく認識し反省する、道徳的勇気のある、数多くの日本の民主市民がいる」ことを知っていますという発言も文書の中に一文としてしっかりと入っておりました。
しかし同時に、「過去を正しく認識し反省する、道徳的勇気のある、数多くの日本の民主市民がいる」ことを知っていますという発言も文書の中に一文としてしっかりと入っておりました。
あるいは、韓国から来日された金大中大統領は、過去を正しく認識し反省する道徳的勇気のある多くの日本の民主市民がいることを知っている、これは国会での演説の中の一文であります。中国の国家主席が早稲田大学で講演したときに発言された言葉は、未来は若い世代のためにある、新しい歴史認識の必要性ということで訴えられています。
そのためには諸般の条件が必要でありますが、私は、良識と英知に裏づけられた勇気、いわゆる道徳的勇気が最も必要であることを強調いたしたく存じます。(拍手) 以上、自戒の言葉を申し上げ、今後、御決議に従い、ますます奮闘努力いたすことを誓いまして、私の謝辞といたします。 ありがとうございました。(拍手)
私は今度防衛大学の学長に猪木正道先生をお願いしましたのも、実はそういう考えに基づいて、やはり指揮官になりました者に道徳的勇気と確信を与えなければならぬ、これが一番大事なことである、そういう考えに立って、猪木先生の御出馬をわずらわし、御苦労願ったわけです。またこの猪木先生の考えが防大生を通じてずっと流れていきましょう。
もっと道徳的の勇気というか、自分の是と信ずるところは一人といえども行こうという道徳的勇気を持つような教員がおらなければ、将来何か起ったときに、一人の指導者によってわっと騒がれれば、それに引きずられて戦争でもおっ始めた国民と同じような国民を作ることになりはしないか。私はそれを心配するのですが、その点について文部大臣の見解を伺いたい。
それではほんとうの道徳的勇気はかえってわかないので、わが国を侵略するものに対し、あくまでも日本を守るということで非常に道義的な士気も上るものだと考えております。そういう精神でやっております。
そういう道徳的勇気は、民族協同体を自分たちが守るのだという愛国の至情に燃えて出て来る。それだけの高い道徳性と潔癖性を軍の根幹に要する。だからこそ各国とも、この問題には心胆を砕いている。それだけのものがこの予備隊にはない、それで国防を全うできますか、国内治安は全うできるだろうか、そこに根本の問題がある。警察予備隊は現在の憲法の私生子である。
しかし日本を防衛しようという問題であつても、日本人が道徳的勇気に基いて、この国土を守ろうという気が出て来なければ守れない。あるものの土俵になろふとしたり、あるものの傭兵になろうとするような安易な気持でこの国土が守れますか。日本人が自由を守るために、国土、伝統を守るために、真剣に死を賭してやるというほんとうの道徳的勇気が出て来なければ日本は守れない。