1969-03-18 第61回国会 参議院 商工委員会 第5号
その内容は、第一に、家庭用ミシン、双眼鏡及びこれらの部品の製造業者について登録制を設け、生産設備等の充実を推進し、生産段階からの改善によります品質の向上をねらうとともに、過当競争抑制のため特に必要なときには、新規業者の乱立を防止し、業界秩序の安定をはかるため、登録の停止を行なうことでありました。
その内容は、第一に、家庭用ミシン、双眼鏡及びこれらの部品の製造業者について登録制を設け、生産設備等の充実を推進し、生産段階からの改善によります品質の向上をねらうとともに、過当競争抑制のため特に必要なときには、新規業者の乱立を防止し、業界秩序の安定をはかるため、登録の停止を行なうことでありました。
次に、過当競争抑制に関連する当面の問題として、中小企業活動は二つの両極からの圧力に迫られております。その第一は、過酷な大企業の圧迫であります。これを繊維産業の例にとりますならば、北陸地方における織物中小企業の多くは、大メーカーの賃織り下請、または完全系列、一部自家生産の三つに区分ができます。それが、現在の生産調整下にあって、原糸の供給を削減され、稼働率はわずかに七〇%以下に落ちておるのであります。