1978-04-25 第84回国会 参議院 地方行政委員会 第9号
○阿部憲一君 公営企業金融公庫の資金が、今回の長期金利改定で四月から基準金利が下がるのに対しまして、特別の貸出金利の引き下げは政府資金との絡みでもって五月となるために、基準金利が特利よりも低いという逆転現象が生じているようでございまするが、四月もあと幾日もありませんけれども、四月は五月とともに過年度債の貸し出しでもって地方団体の資金需要が非常に活発なときでございまするけれども、この辺について実態はどうなっておりましょうか
○阿部憲一君 公営企業金融公庫の資金が、今回の長期金利改定で四月から基準金利が下がるのに対しまして、特別の貸出金利の引き下げは政府資金との絡みでもって五月となるために、基準金利が特利よりも低いという逆転現象が生じているようでございまするが、四月もあと幾日もありませんけれども、四月は五月とともに過年度債の貸し出しでもって地方団体の資金需要が非常に活発なときでございまするけれども、この辺について実態はどうなっておりましょうか
第一に、地方財政対策につきましては、地方財政の骨格にかかわる地方財政計画、地方財政収支試算の問題点、さらに、行政事務と税財源の再配分、地方団体金融公庫構想、予算修正の地方財政に及ぼす影響、地方交付税のあり方と交付税率の引き上げ、起債の自由化、縁故地方債の消化、過年度債の政府資金による借りかえ、地方超過負担の解消、人口急増地帯の財政対策、公共事業消化のための地方財政の強化、同和対策事業に対する国庫補助
しかしながら、山梨県を御指摘になりましたが、団体によりましては、災害が集中的に起こって、しかも、他に振り向ける財源が乏しいというような団体につきましては、この充当率を八〇%、九〇%というふうに引き上げて参ってきておるわけでございまして、そういうような考え方で、特に山梨県につきましては、過年度債につきましても充当率を引き上げる必要があろう、かように考えておるわけでございます。
ただし、一部は三十年度内に事業が完成する見込みがないから三十一年度に貸してくれという過年度債に類似したものも出てくるかと思いますが、実態は、地方公共団体の方としていろいろ自分のところの金繰りによって仕事をやって、それが続かなくなった場合に金利のつく金を借りる、こういうふうな実態でありますので、どうしてもそれは年度の後半に殺到することになると思います。
それから過年度債百億というのがありますが、これを全額割りつけまして三百億。そのほかに公募債百億の割りつけをいたしております。この方は別でありますが、三百億の分につきましては大蔵省と話をいたしまして年末の資金繰りにさしつかえないように三百億だけ貸し付けてもらうように手配をいたしております。
それで過年度債については、近年相当勉強したつもりではございますが、初年度一〇%とか一四・五%とか、その程度しか手が着いておりませんので、今日非常にやかましく言われることは、元の制度の初年度三割、次年度五割、三年度二割という、この三年間計画でぜひ災害は復旧しろ、こういう強い要望となつて現われておるわけでありますが、それだけの予算を組むのでしたならば、先般それについて安定本部としても一応の積算をして見たのでございます