2016-10-25 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
現行法で過労死者が出ているから、ホワイトカラーエグゼンプションなんて論外ですよ。そして、きちっと例外なき長時間労働の規制をやるべきだ。それは是非、厚生労働省、今こそ踏み込んでください。 職場におけるメンタルヘルス対策指針、それから職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言があります。でも、これはあくまでも指針と提言でしかありません。
現行法で過労死者が出ているから、ホワイトカラーエグゼンプションなんて論外ですよ。そして、きちっと例外なき長時間労働の規制をやるべきだ。それは是非、厚生労働省、今こそ踏み込んでください。 職場におけるメンタルヘルス対策指針、それから職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言があります。でも、これはあくまでも指針と提言でしかありません。
というのは、九〇年の改定のとき、カラバオの会としては、大変なパニックに陥った人たちを静めるのに、私ども市民団体が二本の電話で三カ月間鳴りっ放しという状態で電話相談を受けなかったら、多分入管の職員の中に過労死者が出ただろうと私たちは内心思っているのですけれども、そういう無理な取り締まり重点だけの改定を重ねてきた。 今回は、そのどちらもほとんど効果がない。
それは、御存じのように、不法就労助長罪が設けられて、そして連日何千人という、帰国を急ぐ、特にパキスタン、バングラデシュの人たちの群れが入管に殺到した時期、先ほどちょっと私、私どもも幾らか貢献している、そうでなかったら過労死者が出たかもしれない、そういう事態のときに、それまで年々オーバーステイの人が増加傾向でありましたが、八九年から九〇年にかけて、十万人台でちょっと横ばいになった時期がありました。