1973-10-09 第71回国会 衆議院 決算委員会 第27号
多くの日本企業は、相次ぐ技術更新と過当競争で時代おくれになったり、廃物化した過剰生産施設を民間の援助といった形で韓国に輸出し、始末しようとした。その典型は東洋レーヨンの合成繊維工場、日本パルプ工業の肥料工場、チッソの塩化ビニール工場などである。しかし、まさにスクラップされんばかりであった人絹工場を輸入して設立された合成繊維の工場は、たちまち銀行管理のもとに置かれた。
多くの日本企業は、相次ぐ技術更新と過当競争で時代おくれになったり、廃物化した過剰生産施設を民間の援助といった形で韓国に輸出し、始末しようとした。その典型は東洋レーヨンの合成繊維工場、日本パルプ工業の肥料工場、チッソの塩化ビニール工場などである。しかし、まさにスクラップされんばかりであった人絹工場を輸入して設立された合成繊維の工場は、たちまち銀行管理のもとに置かれた。
今通産省で何百かの企業の今年の投資についていろいろ調べた結果を見ますと、ことしの投資はやはり基礎産業部門、隘路産業部門に大体集中しておって、そのほかの新しい設備については、やはりまだ依然としてこれが過剰投資になるとか、過剰生産施設になると思われるものが今のところはほとんどない、きわめて堅実な設備投資意欲だということが、大体この調査によってわかっておりますので、その点では私どもは今あまり心配しなくていい