1947-10-20 第1回国会 衆議院 鉱工業委員会 第19号
電車の運轉臺に乘るなということも、國家權力では禁止することはできないので、「進駐軍の命により」という文句を使わなければらちがあかぬぐらいに、今日の日本の國家權力は非常に弱いものであります。國家の統制力というものは、非常に薄弱なものであるというなさけない國情に今日なり下つておるのであります。
電車の運轉臺に乘るなということも、國家權力では禁止することはできないので、「進駐軍の命により」という文句を使わなければらちがあかぬぐらいに、今日の日本の國家權力は非常に弱いものであります。國家の統制力というものは、非常に薄弱なものであるというなさけない國情に今日なり下つておるのであります。
○久山政府委員 お話の點はまつたく御同感でございまして、交通取締りは、すべての交通者がこの規則を守るということでなければ意味がないのでありまして、その點につきましては連合國の方も非常に注意をしておられまして、どちらかと申しますと、向うの方がこういつた規則を守り、規則に從つて交通をするという觀念は、非常に發達しておるのではないかと考えるのでありまして、現に向うの車の運轉臺のすぐ前には、市街地においてはいくらという
それによりまして、例えばバスの出入口であるとか、或いは市内電車の運轉臺の關係であるとか、或いは信號機の關係であるとか、全部左側通行を行うために、このように設備されておりますので、これを右側通行に改めますと、非常なる資材、經費を要することであるますし、又長年の習慣を殊更右側通行に改めるという必要がそれ程考えられませんので、この點につきましては、進駐軍當局といろいろ折衝した結果、左側通行のままで宜しいということになりまして