1949-03-28 第5回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
運轉キロ数はかわりがないのであつて、あるいはむしろ減つておるかもしれないが、なぜそれだけの人間がいるかというと、日本の鉄道の経営方針が機械化されておらない。ことに戰争で相当の施設が破壊されている。そこで機械によるところをマン・パワーでやつておるので、人員の増加は免れないことを、従来鉄道御身局から伺つておるのであります。
運轉キロ数はかわりがないのであつて、あるいはむしろ減つておるかもしれないが、なぜそれだけの人間がいるかというと、日本の鉄道の経営方針が機械化されておらない。ことに戰争で相当の施設が破壊されている。そこで機械によるところをマン・パワーでやつておるので、人員の増加は免れないことを、従来鉄道御身局から伺つておるのであります。
ただここに運轉キロ数が相当減つておるのではないかという御指摘もあろうと思うのでございますが、輸送量の問題は、人員におきましては戰前の三倍余りの人員を輸送せなければならぬことに相なつております。そのために相当運輸省の現業面における人員が必要でございます。
最近の旅客輸送は、戰前に比しまして約量が四倍になつておるのでありますが、旅客列車の運轉キロ数は、戰前に比較いたしまして、僅かに五七パーセントにしか過ぎないのであります。その結果先に申上げましたように、各線の混雑が甚だしくなりまして、誠に御迷惑をかけております。
のみならず運轉キロ数もまことに縮小されておりましたので、自然に旅客が殺到してまいりまして、各列車とも満員の状況になりました。その場合におきまして一部の人たちが、あるいは窓から乗り、あるいは非常に多数の乗客の中には、むりやりに殺到いたしまして、結局旅客の荷物を整理いたすと称して、その間に旅客の荷物が紛失いたすとか、あるいは暴行傷害等も起つてまいつたのであります。
そういうのを寄せても精々十五万人か、多く見積つて二十方人殖えたと考えて上いのであつて、そうすると今申した二十二万七千人の当時の運轉キロ数を現在のキロ数とそう大差はないというふうに書いてあるので、四十万人ぐらいの人数でよいのじやないかというふうに実相報吉書から印象を受けるのであります。これは読み方が悪いかも知れませんが、そう思えるのであります。