1983-05-09 第98回国会 参議院 運輸委員会、社会労働委員会連合審査会 第1号
運賃改定をしようとすれば物すごい反対運動が起きて、国鉄運賃法案を通すにも大変難渋したことは皆さんの記憶に新しいところであると思います。私も、三十五年の運賃改定の際に木暮武太夫さんの運輸大臣秘書官をやっておりまして、そのことを身をもって経験をいたしております。収入がありましても、その九五%は給与改定に回った、設備投資にはなかなか回らなかった。
運賃改定をしようとすれば物すごい反対運動が起きて、国鉄運賃法案を通すにも大変難渋したことは皆さんの記憶に新しいところであると思います。私も、三十五年の運賃改定の際に木暮武太夫さんの運輸大臣秘書官をやっておりまして、そのことを身をもって経験をいたしております。収入がありましても、その九五%は給与改定に回った、設備投資にはなかなか回らなかった。
本日議了いたしましたいわゆる国鉄運賃法案は、ここに改めて申すまでもなく、前国会から審議してまいったものであります。前国会におきましては、会期末十一日間の短時日にもかかわらず、中央、地方の公聴会、地方視察等を含めて、委員の皆様の御精励により、連日充実した審議か行われたのでありますが、諸般の事情により本日に至り議了いたしました。
○内藤功君 運賃法案は法定制緩和という名目のもとに、前の質問者も言われましたように、緩和どころじゃなくて、実際は法定制そのものを骨抜きにする、いわば財政民主主義の根幹を脅かすそういう法案であると言わざるを得ません。また、いまの不況、インフレ、あるいは円高という経済状況の中で非常に苦しんでいる国民、勤労者の方々の生活を、物価高の契機となることによって一層強めるだろうと思います。
特に昨年の国鉄運賃法案審査に当たりましては、委員各位の真摯かつ熱心な御審議と、私に寄せられました特段の御高配は、私の議員生活中はもとより、終生忘れ得ぬ思い出として深く感銘をいたしております。 私、運輸委員長を退任と同時に、運輸委員会からも離れることとなりましたが、今後の健全な運輸行政の発展を念願してやみません。
いかなる基づき方にするかということについては、独占の程度、その他総合的に勘案して判断されるべきものと考えられますが、今回の国鉄運賃法案は、今日の国鉄の独占の程度その他を考慮いたしまして、一定の要件の枠内で運賃の変更ができるように法律で定めることとするものでありまして、財政法第三条の要請に反するものではないと考えております。
国鉄運賃法案は、この国会に御審議を願いたいと思っているのです。そして、料率の引き上げもありまするけれども、同時に、今後の料率引き上げ、これにつきましては、完全法定主義というのを若干緩和していただきたい、さような考えでございます。 次に、今日の景気情勢から見まして、消費を刺激するために一兆円減税を断行せよ、こういうお話でございますが、これはそういう気持ちにはなれません。
こういう点は、この間の答弁でも運輸大臣、この運賃法案がたとえば通ってからいろいろ検討すると、こういうような言葉をにおわされておりましたけれども、五十二年度に何をやるかというような問題は、まだ具体的には示されていないわけです、これは。
特に、時間が三十分ですからこのことだけで論じていると終わりになってしまいますから、その中身について、大臣、ロッキード特別委員会があり、自民党内のみそぎ論、出直し論、反三木、三木擁護、いろんなことがあって臨時国会が開けなかったという理由はわかるのでありますが、その臨時国会が開けなかったために運賃法案がおくれた。そのことによって電電公社だけで約五千億円の支出が減になる。
最後になりますが、この運賃法案の問題については、まさかきょうあすの段階で強行されるというようなことを私は夢にも思っておりませんでした。というのは、二十二日に私は国鉄総裁にお会いいたしました。国鉄総裁と今後の国鉄のあり方について話しました。
どうしてそんなに急ぐのだということをいまここの委員長に私は申し上げたのでございますけれども、話によるとあしたのうちにこの運賃法案を運輸委員会で可決して、そして十二日の本会議で通すということもあるらしいのですけれども、これは国民の理解できないことじゃないかと私は思うのです。
三木内閣の当面の課題は、懸案となっている財政特例法案、国鉄運賃法案、電信電話料金法案などの早急な成立を期し、国民経済を安定した軌道に乗せることであり、また、ロッキード事件の解明を図ることであります。
また運賃法案の審議なんてことになりましても、いままでの関係のある人では、野党としてもこういう問題をすっきり気持ちを変えて、いや総選挙だという形でなかなかやれないと私は思うのです。そういういろいろなことがあるので、特にそれがあっても三法案のいろいろ片づける問題があればということで御質問を申し上げたわけですけれども、大体わかりました。
○井出国務大臣 ただいまは久保さんから政局問題にも関連した御発言がありましたが、これは私がこの席上でかれこれ申し上げることはむしろ差し控えさせていただきたいと思いますが、三木内閣に関しまして大変御心配をいただきましたけれども、この国鉄運賃法案を初めとして、前国会の積み残しの法案を処理しなければならぬということは、これは三木内閣の責任でございます。
先ほどから森中委員からも質問があって、関連する問題は省きますけれども、昨年の暮れに強行採決までやって運賃法案を採決したわけですね。ところが政府の事情によって——物価対策上というけれども、実際上いろんな、参議院選対策であるとかいろんな観点から、国民は運賃値上げがないほうが一番いいわけでありますけれども、そういうてまえがってなことでこの運賃値上げの操作というものが行なわれている。
○田代富士男君 いま審議されております国鉄運賃法案が、国民の間でも非常に大きな問題になっていることは、大臣も御存じじゃないかと思います。これは国鉄の赤字の問題につきまして、また、いま国会で審議されております健康保険の赤字の問題につきまして、いままでの国民の受け取り方が非常に変わってきにおります。
私どもは、国民といいますか、諸先生方の、野党の諸先生方の昨年の国会審議以来の御批判の中で、再度また国鉄運賃の改定をお願いしているその理由でございますけれども、私どもは物価の問題もさることながら、国民の足、国民経済の大動脈としての国鉄というものの機能を麻痺させない、その正常な業務運営を確保して国民の生活の向上に資すると、そういうためにぜひとも必要だということでこの運賃法案の改定をお願いしておるわけでございます
まず第一番目は、国鉄運賃法案の、昨年の国会審議や世論をどのようにくみ取ったかということでございますが、これは運賃改定を行なわず、すべて税金で必要経費をまかなうのだというような意見については、これは採用できないわけでございます。
きょうは、またこれで運賃法案がストップしちゃ困るからかんべんしておきますが、いずれにしてもそういうところは拳々服膺してもらわなければならない。いいですか、総裁、拳々服膺してくださいよ。拳々服膺の 一言をひとつ……。
ですから、そういうふうな自由がきかなければやっていけないようなところは、なるべく自由のきくようなところにお譲りしてやらせるようなことは、私はやはり運賃法案が通ったあとにおいて、真剣に研究をする必要があると思う。いまここでも言ったが、伊豆でもそういういい例があるじゃないか、全くそのとおりだと私は思う。 時間がなくなって来ちゃったから飛ばします。
だから総裁は、ストライキは済んだしするのだから、せめて運賃値上げ問題でこの運賃法案が通らなければどういう結果になるのか、またうちの中で、国鉄一家といわれているのですから、国鉄一家の家族にこれが通らなければどういうことになるのか。去年一年上げないで一兆二千億円、ただ一年値上げがずれただけで十カ年計画に誤算が生じておる。
こういう時期に国鉄運賃法案を出さざるを得ない政府の立場というのは理解できないのではないのですが、非常に悪いというか、政府の説得力を非常になくする法案になりはしないか、現になっておるんじゃないか。国鉄運賃引き上げの理由については、昨年来私もずいぶんいろいろと議論をしたのですけれども、よく理解ができる。
かりに国鉄運賃法案が通りますと、それでなくても深刻な状況にある家計に追い打ちをかけることになり、しかも今後十年間に四回も運賃値上げを認めることになるわけですから、この法案は国民生活にとってはかりしれない影響を与えます。私はこの運賃値上げ法案に反対する立場から意見を述べたいと思います。 宮城県民は、最近の物価騰貴に痛めつけられております。ここ三カ月間だけでも驚くほどの値上がり状況なのです。