1947-10-03 第1回国会 参議院 運輸及び交通委員会 第14号
而もこの改正法律案をお出しになる理由は、どういうところにあるかと申しますと、今後運賃改正の際は、國会の議決を経ることとなるために、その審議の経過において國民は大綱を知ることができる。そうして公示期間を短縮しても実害がないというところに私は重点があると思うのであります。只今の政府委員の説明はこういう肝腎の点が拔けている。從つて私はこの点については了解するわけには参らないのであります。
而もこの改正法律案をお出しになる理由は、どういうところにあるかと申しますと、今後運賃改正の際は、國会の議決を経ることとなるために、その審議の経過において國民は大綱を知ることができる。そうして公示期間を短縮しても実害がないというところに私は重点があると思うのであります。只今の政府委員の説明はこういう肝腎の点が拔けている。從つて私はこの点については了解するわけには参らないのであります。
実は先般の運賃改正につきましても、法文はともかくとして、この國民生活に重大な影響を及ぼすべき運賃の改正でありますから、あらゆる輿論を聞いて、十分國民の意見を反映した上で決定したい、こういうふうに考えておつたわけであります。
從いまして、去る七月運賃改正をいたしましたときのように、政府の新らたな経済政策としての新物價体系の確立というような大きな経済政策の一連のものとして、鉄道運賃が決定されるというような際におきましては、他の物價、基礎物價、基本的な物資の物價、そのときにおきましては、御承知のごとく鉄でありますとか、石炭でありますとか、米でありますとかいうような、産業上、生活上の最も重要な物價と歩調を揃えて、運賃額の変更をしなければならんというような
特に七月における運賃改正の経過を考えますというと、物價体系を改正する一環として鉄道運賃が取上げられております関係上から申しまして、緊急止むを得ない場合が生ずるということは、今後の我が國の経済状態の推移と睨み合せまして、起り得ることは予想いたされるのでございますけれども、鉄道営業法が恒久的な法律である性格を持つておりますのを、臨時的な意味を持つておるこの公告期間の短縮を、鉄道営業法の改正によつて行うということは
こういう関係からいたしまして省営自動車の営業成績は全体から見まして、今年度の七月以降運賃改正がございましたけれども、大体收入一〇〇に対しまして支出が二五〇前後、この程度になるのではないかと思います。前年度の実績のごときは收入一〇〇に対しまして四〇〇というふうな状態でございます。非常に支出が收入に対しまして多うございまして、営業の收支は取りにくい状態に相成つております。
これに対しまして、財政法第三条は早急に実施せられねばならぬものであり、その実施をみた上は、國有鉄道運賃の改正については國会の議決を経ることとなるから、運賃改正の実施時期についても國会で審議せらるべきものである旨の政府の答弁がありました。
○井谷委員 この鐵道營業法の一部を改正する法律案は、今後運賃改正の際には國會の議決を經ることになりますので、その審議の經過においては國民もその大綱を知る餘裕が相當あると考えますから、これは最低限度七日まで短縮することができるよう改正しようとするものでありまして、この法律案に對しまして、社會黨といたしましては全面的にこれを認めることにいたしております。
また「政令をもつて」を「法律をもつて」と書かえることは、法令の形式として適當でないのみならず、私鐵の運賃改正等の際、その都度法律案を提出することにもなるのでありまして、非常に煩瑣な結果を来すことと相なるのではないかと存じます。
この法律の實施が遅れておりましたことと、なおさらに今囘の運賃改正は新物價體系の一環として、米、石炭、麥その他の重要物資と同時に實施をせよといういろいろな交渉の結果とし、ああしたはなはだ不手際な事態を惹起いたしまして、皆様初め國民に非常な御迷惑をかけた次第でございますが、今後におきましては、財政法第三條の實施も早急に政府としていたさなければならぬ。かように考えております。
それは鐵道營業法の一部を改正する法律案に對してでございますが、先般の七月の大幅の運賃改正でございます。これに對しまして、國民から國會は一體これを知つていたのか、また運輸交通委員會はそれに對してどんな處置をとつたのか、私どもはあらゆる機會においてその質問を受けておるのでございまして、今囘またこうい案が出まして、いかにも近くまた運賃が値上りするのではないかというような感じを受けておるのであります。
また國有鐵道については、今後運賃改正の際は、國會の議決を經ることとなりますため、その審議の過程におきまして國民は大綱を知ることができますので、公告期間を短縮しても、實害がないと考えられます。 以上述べました理由によりまして、公告期間はその時の實情に應じ、最低限度七日まで短縮することができるよう改正しようとするものであります。
又、國有鐵道については、今後運賃改正の際は國會の議決を經ることとなりまするために、その審議の過程におきまして、國民はその大綱を知ることができますので、公告期間を短縮しましても、左程實害がないと考えたのであります。 以上述べました理由によりまして、公告期間はその時の實情に應じ、最低限度七日迄短縮することができるように改正しようとするものでございます。
二十二年度の豫算は當初から八十三億餘萬圓の赤字が豫定されて、更に今囘の新物價體系の影響から運賃改正に拘わらず、二十二年度の赤字は八十三億から百二十三億に増大する結果になつたと報告されておりますが、そこでまづ考えねばならんことは運賃の問題でありまするが、運賃制度原則として當局が發表しておりまするのは、この物價と給與と竝行した水準にあることが、適當であると述べられて、その時代の國家財政と、經濟政策を睨み
この問題も今月に入りまして國有鐵道の運賃の改正と同時に、地方鐵道軌道についての運賃改正も實施せられることに相なりましたので、一應六月分から遡りまして、この調停案に示されました基準によりまして、各私鐵經營者側と勞働組合との間におきまして、新しい賃金體制の確立實施を見ることができることに相なつたわけでございます。
○郷野政府委員 貨物自動車の運賃を一日一車貸切り九百圓ということにいたしまして、先般の鐵道の貨物運賃改正と同時に實施をいたしたのでございますが、實際に運賃の九百圓を基準にいたしまして、運賃の認可の際につけてあります條項によりまして、惡路、あるいは特に天候の惡い日、あるいは早期深夜などの時間外の勤務などにつきまして、ある程度の割増しを認めてございます。
今後の推移によりまして、貨物運賃は、當然一定のこうした海と陸との竝行の面におきまする適切なる運賃改正を行うていかなければならぬと考えておる次第であります。さよう御了承をお願いいたします。
今囘の運賃改正をいたしましても、本年度において九十億、平年度において六十億以上の赤字が出てまいるのであります。これは私はいわゆる獨立採算制と申しまする點から考えてみまして、國家の企業であるから、このものは必ずしも赤字が伴つてもいいという考えはもちません。そこに積極的なる面と消極的なる面の、この兩面における合理的なる運營を行つていかなければならぬと考えるのであります。