1979-05-25 第87回国会 衆議院 運輸委員会 第11号
細かい問題でございますけれども、二、三お聞きをしておきたいと思いますが、一つは、いわゆる特定区間運賃制定、これは去年の七月値上げの際に、大阪−京都、京都−三ノ宮・元町・神戸、こういう路線で設けられたわけでございます。結局、私鉄との競合線、こういう点で競争にならないということでこういうものができたわけでございますが、今回の運賃値上げでさらにまたその格差は広がっておる。
細かい問題でございますけれども、二、三お聞きをしておきたいと思いますが、一つは、いわゆる特定区間運賃制定、これは去年の七月値上げの際に、大阪−京都、京都−三ノ宮・元町・神戸、こういう路線で設けられたわけでございます。結局、私鉄との競合線、こういう点で競争にならないということでこういうものができたわけでございますが、今回の運賃値上げでさらにまたその格差は広がっておる。
ところが今日独占機関でなくなったために、運賃制定の機関につきましても、世界各国とも漸次改められてきつつあるのであります。もうすでに大部分の国で国会の議決からはずして、独立の機関によって決定せられておるという事実があるのであります。日本におきましても、私個人の考えとしてそれが正しいのではないか、そういうふうにしてもらいたい。
すなわちあの運賃制定の場合の半額の値段になつております。従つてこれはどうしても等級の改訂をしなければならぬ。私の考え方では、大体五級くらいにしなければならないのじやないだろうか、かように思うのでありますが、部長はどういうお考えを持つておるか、承りたいと思います。
ただ運賃制定の技術的方法と申しますか、内容におきまして、遠距離逓減方則をこの際是正なされないことと、いま一つは、三箇月と六箇月の定期を廃止なさいましたことについて、賛成しかねるのであります。
このことについて各國を見ましても、みな立法及び行政の府から独立したところの、運賃制定の機関を持つているのであります。日本國有鉄道の場合においても、法律の定める独立の專門機関を持つて公正にして合理的な運賃が決定せられることを望んでやまないのであります。 最後に現行鉄道國有法と鉄道敷設法との廃止または改正案が、同時にこの議会に提出されないということに対して、私は不思議に思うのであります。
先ず最初に、法律案の條文についての質疑應答を申上げますると、第一條には運賃制定の根本原則とじて四項目が書かれてあるのでありまするが、この四項目は、必ずしも調和し得るものでもないと思うが、今回の運賃値上はどの項目に一体よつたのであるか。第七條には「車扱貨物運賃は、貨物等級表の等級に從い、別表第三の貧賃率による」とあるが、貨物等級表は貨物運賃に関し最も重要なるものであるが、誰が一体決めるのであるか。
それで理想と反しておる運賃制定、それでは一体この先どうなるのかと、こういうお話のようでございますが、先ず今日の場合止むを得ない、政策を加味された、或いは物價に牽制せられました運賃を決めまして、言い方によれば、或いは予算の辻褄を合したいとうことも、否定できないかも知れませんが、先ず今日の経済現状に対処いたしまして、これを打開いたします総合政策の上から考えましたらば、これは止むを得ないことであると考えております