1958-08-01 第29回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
ところが国鉄全体といたしますと一三%でございまして、国鉄全体の貨物運賃値上り率よりも北海道の運賃値上り率の方が低いわけであります。従ってその低い分はどこかでもってこれをカバーしておるという形になるわけでございますので、当然一三%よりもまた一七%よりも多いものが出てくるわけでございます。
ところが国鉄全体といたしますと一三%でございまして、国鉄全体の貨物運賃値上り率よりも北海道の運賃値上り率の方が低いわけであります。従ってその低い分はどこかでもってこれをカバーしておるという形になるわけでございますので、当然一三%よりもまた一七%よりも多いものが出てくるわけでございます。
遠距離ほど運賃値上り率は少いのです。それをもなおかつがまんをしているのは、その公約なるものを実行してもらうという楽しみがあるからです。ところがそれをあなたがほごにせられたのでは、これは一割三分というものを搾取せられたことになってしまう、そうなるでしょう。それから鉄鋼の労働者がどれほどいばっても、電車が一日とまってしまってごらんなさい。鉄鋼の増産、石炭の増産をやるといってみても、できますか。
それからまた室蘭—浜川崎間の普通鋼々材、この運賃値上り率を見ますというと一〇・五%、ところが一方では、釧路—東京間の下級鮮魚は、一三・二%、秋田の米のごときは一六%、弘前—東京間のリンゴは一六・八%というふうに、生活必需品の値上り率は非常に大きくかぶせられていると思う。これに、対して今の大口輸送、いわゆる独占的な物資については非常に手心が加えられている。
減れば、それに運賃値上り率というものをかければ非常に数量が減ってくるのだから、影響は十五億どころか、私は十三億になり、十億になり、八億になると思う。そういうごくわずかなもののために、なぜこれだけの大騒ぎをやらなければならないかということです。それが三十億も五十億も大きな影響があるなら、別ですよ。そういう御意見はありませんか。