1976-10-27 第78回国会 参議院 運輸委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号
「昭和五十一肥料年度新価格は、硫安及び尿素を除き国鉄運賃値上りを織込んであるので、国鉄運賃値上げ実施以前は値上げ相当額を値引きすることとしており、それまでの間は肥料全体で一・七%の値下りとなる。」。いまあなたが答弁したのが常識で、やっておることはこういうことなんですからね。
「昭和五十一肥料年度新価格は、硫安及び尿素を除き国鉄運賃値上りを織込んであるので、国鉄運賃値上げ実施以前は値上げ相当額を値引きすることとしており、それまでの間は肥料全体で一・七%の値下りとなる。」。いまあなたが答弁したのが常識で、やっておることはこういうことなんですからね。
皆さんの政府の資料を見ますと、「昭和五十一肥料年度新価格は、硫安及び尿素を除き国鉄運賃値上りを織込んである」こう書いてある。国鉄運賃五八・六%値上がりを織り込んであるのだ。国鉄運賃いつ決まりましたか。まだ決まっていないでしょう。決まってないものを皆さん織り込んでおるとは何事ですか。さらにこの解説を見ますと、主な値上がり要因が書いてありますね。この中には電力料金の値上げも織り込んである。
おそらく御指摘になろうとしておるものは、財政の規模そのものは、そういう意味で、一応成長に対応するものではございますが、最近の物価の動向等が、運賃値上りその他等から、相当増高の傾向にあるのではないかという点を御指摘ではないかと思います。先ほど企画庁長官からも指摘いたしましたが、この物価そのものが、少しといいますか、微騰の傾向を示しておることは、御指摘の通り、私どもも認めております。
ところが国鉄全体といたしますと一三%でございまして、国鉄全体の貨物運賃値上り率よりも北海道の運賃値上り率の方が低いわけであります。従ってその低い分はどこかでもってこれをカバーしておるという形になるわけでございますので、当然一三%よりもまた一七%よりも多いものが出てくるわけでございます。
特に、昨年の改定に当りまして遠距離割引の制度が認められましたときにおきましては、国会におきまして、いわゆる運賃値上りを含めまして公共物資に対する値上り率を一七%に押えるという決議のもとに、この公共割引がなされたものでございます。
遠距離ほど運賃値上り率は少いのです。それをもなおかつがまんをしているのは、その公約なるものを実行してもらうという楽しみがあるからです。ところがそれをあなたがほごにせられたのでは、これは一割三分というものを搾取せられたことになってしまう、そうなるでしょう。それから鉄鋼の労働者がどれほどいばっても、電車が一日とまってしまってごらんなさい。鉄鋼の増産、石炭の増産をやるといってみても、できますか。
それからまた室蘭—浜川崎間の普通鋼々材、この運賃値上り率を見ますというと一〇・五%、ところが一方では、釧路—東京間の下級鮮魚は、一三・二%、秋田の米のごときは一六%、弘前—東京間のリンゴは一六・八%というふうに、生活必需品の値上り率は非常に大きくかぶせられていると思う。これに、対して今の大口輸送、いわゆる独占的な物資については非常に手心が加えられている。
○岩間正男君 そうすると何ですか、今度の運賃値上りを大衆の立場から考えると、あのような朝の殺人的な通勤は緩和されるべきだ、とにかく一割三分も上る、ことに、山手線、それから中央線、これは東京付近あたりを見ますというと、これは十円区間が二十円区間になる、そこへもってきて通勤の割引を見ますというと、今までのこれは八割三分三厘ですか、この割引率が八割になる、こういうことになりますと、中には四〇%くらい値上げする
こういう莫大な利益を上げておる石油会社が、さらに運賃値上りに籍口して、二百二十円の運賃値上りに対して七千円という膨大な値上げを行なっておる。そういうようなことを、通産省は何にも処理する権限がないのか、その手がないのか、その点についてお伺いしたいのであります。
今回のストライキも運賃値上りを見越してその分け前を先に要求して行なわれたものではないかというように印象づけられております。この闘争のために貨車の輸送に支障を来たし、東京では大根一本が五十円にもはね上り、一般家庭の台所は悲鳴をあげ、また官公庁、公共団体、民間会社等の予算はこのため増長を来たし、物価はつり上り重大な事態を生み出しております。
今肥料のお話しがありまして、一割八分の運賃値上りがあれば十億円程度の負担になって、家計がそれだけ支出が多くなるということが出ておりますけれども、しかし肥料については肥料審議会がありまして、肥料が毎年増産になっており、合理化されておりますので、肥料の方で値段を下げるような傾向になっております。私は肥料審議会に関係しておりますから……。
従いまして、運賃値上りによる影響はきわめて大きいのでございます。
減れば、それに運賃値上り率というものをかければ非常に数量が減ってくるのだから、影響は十五億どころか、私は十三億になり、十億になり、八億になると思う。そういうごくわずかなもののために、なぜこれだけの大騒ぎをやらなければならないかということです。それが三十億も五十億も大きな影響があるなら、別ですよ。そういう御意見はありませんか。
○説明員(磯崎叡君) ただいまのお話はよく、今の運賃値上り分が全部そのまま生産者にかかりますかどうかにつきましては、私も十分研究をいたしましたと申し上げる段階にはなっておりませんので、それらを十分考慮いたしました上で、各物資がどの程度運賃が上ってくるかというようなことにつきましては、個々具体的な問題、たとえばこの百三十八億の例をごらん下さいましてもおわかり下さいますが、同じ品物でも同じように上る——
最近運賃値上りによりまして、従前の価格は、運賃が九ドル三十六セント見当で計算してございましたのですが、最近高いところでは十四ドルを越えるというようなことにもなっております。従いまして、価格を平均いたしまして、十二ドル五十セントを基準といたしまして、ソーダ工業用塩の売り払い価格をきめたわけでございます。その結果、約二割ばかり売り払い価格を上げております。
二百二十八円で、米価の値上り、運賃値上りを見て行つたら、これは一つも改訂にはならんという不合理なことが出て来ると思うのです。米価の改訂は六百八十円から七百六十五円になり、八十五円上る。これは岡委員が先ほど官房副長官とお話になつていた。いろいろなことを離して言われたけれども、まだ私ども納得が行かない。
にやつたということにつきましては、かねてから、もう二十年もたつている鉄道の等級を改正し、現在の産業経済上に即応した合理的なバランスのとれた等級表を作成すべしということが、国会方面あるいは産業界方面の強い御要望でございましたし、ことに将来運賃改正をする場合には、等級の改正はその条件であるということにも相なつておりましたので、等級改正をいたしたのでございますが、その結果、等級改正によりまして、あるいは普通の一般の運賃値上り
記 一、生活必需品の運賃値上りが賃率の約一割引上げを含めて二割程度以上となるものは約二割程度に止めること。 二、贅沢品、嗜好品と目せられるものにして、賃率の引上げをなしても、なお運賃値下りとなるものついては、現行運賃を限度として適当に調整すること。
一、生活必需品の運賃値上りが賃率の約一割引上げを含めて二割程度以上となるものは約二割程度にとどめること。 二、贅沢品、嗜好品と目せられるものにして、賃率の引上げをなしても、なお運賃値下りとなるものについては、現行運賃を限度として適当に調整すること。 以上であります。
河本さんの今おつしやられた点は、従つて、それを見返りとして、他に資金を政府なり民間側から借りてまかなうべきものであつて、これを経費として運賃値上りの原価に入れるべきものでないという論拠になるのではなかろうかと思うのであります。たとえば、民間側におきまして、極端な例を言いますと、ある機械を修理した。
そのほかに政府の出した資料によれば、貨物運賃値上りの影響というものを勘定に入れておりません。又地方税が五十二億増加することになつています。この地方税の増加も勘定に入れていない。こういうことを勘定に入れれば、明らかにこれは主食及び料金等の値上りを減税によつてカバーできていないのであります。而も政府はカバーできていると言つておるのであります。