1989-12-12 第116回国会 参議院 運輸委員会 第5号
確かな運賃保証こそ強く要求されているのに、届け出運賃はそれに逆行するものであり、絶対認められません。 第四に、参入規制の大幅な緩和、運賃の届け出制など、経済的規制の緩和は過当競争を引き起こし、ひいては交通事故、公害など社会的規制を緩めることになるからです。 本法案には安全の確保など一歩前進の規定も導入されています。
確かな運賃保証こそ強く要求されているのに、届け出運賃はそれに逆行するものであり、絶対認められません。 第四に、参入規制の大幅な緩和、運賃の届け出制など、経済的規制の緩和は過当競争を引き起こし、ひいては交通事故、公害など社会的規制を緩めることになるからです。 本法案には安全の確保など一歩前進の規定も導入されています。
そのための運賃保証、需給調整を図り業界を指導してい くということが行政の立場に立って一番大事なことだと思うのでございますが、いかがお考えでしょうか。
○政府委員（若狭得治君） 実は、どれだけの船腹が必要であるかというのは、結局現在の船腹の建造というものは、産業界の需要に基づきまして長期の契約をいたしまして——積み荷及び運賃保証のある契約をいたしまして船腹を建造するものが大部分でございます。今後最も増加を予想されておりますところの石油あるいは鉄鉱石等につきましては、すべてそういう形式によりまして船舶の建造を行なっているわけでございます。
しかし、根本的に今後非常に急激に増加してまいります物資の輸送につきまして、そういう民間の自主的活動だけにすべてをゆだねるというわけにもいきませんし、根本的には各社が積み荷保証、運賃保証というものを石油会社なりあるいは鉄鋼会社との間に取りつけまして、それによって船舶を建造してまいるという方式を現在とっております。それでできるだけのところまでいってみたいというふうに考えておるわけでございます。
これに関する先ほどの大手以外の運賃保証の問題につきまして合理化事業団の業務にそれを追加したということであります。