1957-05-07 第26回国会 衆議院 内閣委員会 第37号 そして天地の運数の上にて革命が辛酉の年にあると信じておったわけです。この緯書によりますと、天地の異変というものは一三二二年に必ずあるとしてあるわけですね。こういうシナの哲学というものが日本書紀の著者の頭に入っておって、それによって、神武の革命、神武の紀元を考えたわけなんです。これははっきりしている。この神武の即位というものをシナの緯書に見出そうとしたととろに無理があったわけです。 稻村隆一