2008-12-09 第170回国会 参議院 経済産業委員会 第4号
ところが、GDP、逸失所得というんだそうですけれども、年間でなくなる所得が一兆二千億ぐらいあるそうですね。ところが、日経新聞さんは平均寿命に影響しているというようなこともありましたね。秋田県では地域のこの風土、秋田県という風土に影響してくるだろうというふうに私は思っています。 それで、対策は四つぐらいあるんですけれども、時間がなくなるので簡単にもう申し上げます。
ところが、GDP、逸失所得というんだそうですけれども、年間でなくなる所得が一兆二千億ぐらいあるそうですね。ところが、日経新聞さんは平均寿命に影響しているというようなこともありましたね。秋田県では地域のこの風土、秋田県という風土に影響してくるだろうというふうに私は思っています。 それで、対策は四つぐらいあるんですけれども、時間がなくなるので簡単にもう申し上げます。
それは、慶應義塾大学の清家先生が、少子化の原因というのは、経済発展の結果、女性による子育て機会費用の増大、これが少子化の原因だというふうに教えていただきまして、その後、八代先生の方から、このいわゆる機会費用という、つまり機会費用というのは、女性が結婚・出産退職で、子育て後にパートタイムで再就職する典型的な場合の女性の生涯所得を、正社員のままで定年まで勤務した場合と比較したその逸失所得というんですか、
機会費用については、先ほど五千万、六千万の逸失所得があるということでしたけれども、それは言い換えれば、それだけの逸失所得があるにもかかわらずなぜ女性が仕事を辞めてきたかというと、恐らく子供を持ったり家庭を作ったりするということがそれほどのものを生産してきたという見方もできるんですね。つまり、子供を一人育てる、二人育てるのは五千万、六千万の仕事であるという言い方もできるわけです。
およそ四千四百万円という形で、女性が結婚・出産退職で子育て後にパートタイムで再就職する典型的な場合の女性の生涯所得を正社員のままで定年まで勤務した場合と比較したその逸失所得、この金額が四千四百万円という額になるという統計が紹介されたわけでございます。
しかも、出産することによって、女性の所得というものが、生涯勤めたいと思いながら出産ということによって就労から外れるときのその逸失所得だけではなくて、それの約三倍近いお金が現在の雇用システムの中から生み出されてくる、そういうふうなことを考えた場合に、できるだけ子供は少なくいきたいというふうな状態になってくることは当然だろうと思います。