1954-03-18 第19回国会 衆議院 文部委員会 第20号
従つて教育勅語の精神がどうだこうだということにおいて、教育基本法の持つておる、先ほど私が読み上げたいわゆる近代社会における進歩的自由主義精神というものを否定し去るような、そういう考え方をお持になるということはもつてのほかである、かように私は申し上げざるを得ないのであります。この問題はすでに論争いたした点でありますのでこの程度にとどめ、次に問題に移ります。
従つて教育勅語の精神がどうだこうだということにおいて、教育基本法の持つておる、先ほど私が読み上げたいわゆる近代社会における進歩的自由主義精神というものを否定し去るような、そういう考え方をお持になるということはもつてのほかである、かように私は申し上げざるを得ないのであります。この問題はすでに論争いたした点でありますのでこの程度にとどめ、次に問題に移ります。
次に、「その背景をなす思想的立場は、真理と自由と平和とを愛する近代民主主義の精神であり、また、その基底をなしている行為的・実践的立場は、近代民主主義社会を発展せしめて来た進歩的自由主義の原理である。」