1988-05-20 第112回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号
それはどういうことかというと、希望退職募集ですから、仮に採炭夫と掘進夫が募集に応じちゃって第一線の者がいなくなったら、これは山を維持したいといったって、いなくなる。どうせ長くないのだったら、先行きに不安があるのだったらこの際やめる、今見切りをつけた方がいいのだと。だから、閉山につながる合理化だということ、私はそこを言っているんですよ。
それはどういうことかというと、希望退職募集ですから、仮に採炭夫と掘進夫が募集に応じちゃって第一線の者がいなくなったら、これは山を維持したいといったって、いなくなる。どうせ長くないのだったら、先行きに不安があるのだったらこの際やめる、今見切りをつけた方がいいのだと。だから、閉山につながる合理化だということ、私はそこを言っているんですよ。
今や採炭夫、坑内夫、掘進夫、運搬夫というのは、五十五歳で全部やめているんだよ、実態は。 そうするとおかしいじゃないですか、あなた方が出したこの統計資料で言うと、例を挙げますと、農林漁業労働者、これは五十歳から五十四歳まで、十万人対で六一九・七、採石、掘進作業者、これは炭鉱労働者のことですね、地下産業ですが、一二二九・七でしょう、倍じゃないですか、倍出ているんですよ、死亡率が。
しかし、なべて言えば採炭夫の次は掘進夫なんです。掘進夫は、岩盤掘進その他ありますから、相当な重労働なんです。それがほとんど下請でやられておる、そして賃金はこれだけ違うと、そういうことになってきますと、だんだん会社は下請に逃げていくようになってくると思うのです、だんだん賃金の安い方に、コストが下がるように。だから、もうこのごろはほとんど掘進は下請の方がやっておられる、こういう状況だと思うのです。
たとえば労働者が不足である、しかも経理的にきわめて逼迫をしているということから、本来進めなければならぬ掘進夫を採炭夫に流用する、こういうのが現場の状態としてかなりあります。したがいまして、私はこの構造のおくれをいかに改善をするのかということに諸先生の御配慮をわずらわしたい、こういうぐあいに思っているわけです。
だから、できれば、公社というような方向の中で、それぞれの保安センター等についても、先生方の御努力で九州に一カ所、北海道に一カ所というふうに今度つくっていただいて前進はしておりますけれども、ああいうところで採炭夫であるとか掘進夫であるとか坑内に実際に働く者を、まあ理想だと言えばあれでございますけれども、国に経費の補助を仰ぎながら一月なら一月間ぐらいびっちり訓練して、その上でまた坑内に帰ってきて一生懸命働
空知の事故は、排気風道昇りをハッパで掘進中、突然出水し、土砂くずれを伴って下の風道になだれ込み、係員一名と掘進夫四名が行くえ不明になったものでございます。
今回の事故の被災者は、みな日鉄伊王島鉱業所の従業員であって、死亡者は二十九歳から五十歳までの年齢で、四十歳前後の者が最も多く、職種別では採炭夫十六名、採炭係員二名、掘進夫八名、仕繰り夫二名、坑内機械夫一名及び坑内電工一名の合計三十名であります。
今回の事故の被災者は、皆日鉄伊王島鉱業所の従業員であって、死亡者は二十九歳から五十歳までの年齢で、四十歳前後の者が最も多く、職種別では採炭夫十六名、採炭係員二名、掘進夫八名、仕繰り夫二名、坑内機械夫一名及び坑内電工一名の合計三十名であります。
この状況につきましては、重内炭鉱は乙種炭鉱でございまして、いわゆる安全電燈を使用しなくても、カンテラでいいということで作業をさしておったわけでございまして、三名の掘進夫が死亡したわけでございます。
従いまして、平生なら冠坑道は三名くらいの掘進夫で済むのでありますが、たまたまこの通達に基く坑道の改修をやっておりましたので、災害の罹災者が平生よりもかえって多く出てしまったような皮肉な状態になっておるのでありまして、山の方でもわれわれの通達の事項に従って改善の方途を講じておったということは、私どもも認めていいのじゃないかとかように考えております。
それから、ここでもう一つ、余分になるかもわかりませんが、申し上げておきたいのは、この鉱山労働者の配置転換の、いわゆる就職といいますか、転職といいますか、転職の条件を見てみますと、いろいろ事業所で不都合解雇等をやられた労働者が、けい肺を持っておりながら、そういう人が、行くところがないものですから、隧道掘さくの掘進夫になって働いておるとか、それから定年になった人々でも、やはりそういう方向が、就職の場としてはどうしても
委員長におきましてお任せを頂きましたところによつて人選をいたしました参考人は、日本石炭鉱業連合会の常任理事国崎真推君、福岡採炭株式会社大川鉱業所掘進夫古川覚一君の御両名でございます。 先ず国崎君のお話を承わりたいと存じます。
市川 房枝君 事務局側 常任委員会専門 員 磯部 巖君 常任委員会専門 員 高戸義太郎君 説明員 通商産業省石炭 局長 斎藤 正年君 労働省労政局労 働組合課長 山崎 五郎君 参考人 日本石炭鉱業連 合会常任理事 国崎 真推君 福岡採炭株式会 社大川鉱業所掘 進夫
又一方この機械化が非常に進歩いたしまして、これに従事せられる掘進夫の方々も大体一割から三割ぐらいの間で従来よりも減つて来るんじやないか、こういうことを考えますと、これまでけい肺を持病にせられたという人の数は今までのような率で殖えるものと考えられません。なお、この診断方面の厳密さといいますか、医学的の進歩によりまして従来罹つておる方の発見はまだあるかも知れません。
特にこういつたけい肺患者の該当しておりますところの採炭夫、掘進夫。仕繰夫、こうした坑内直接夫は月給者でもありませんし、日給の定額者でもございません。つまり請負給の職種なのでございまして、能率が下るということは、平均賃金がぐつと下るということを意味しておると思います。
それと同時に採炭夫、掘進夫があれしたときには、経営が成り立ちませんから、そういうところはよく割り切つていて、而もこれをやつているところにこれはなかなか苦心があるのですよ。
なおここに非常に疑問な点があるのでありますけれども、要点は、今度の作業量の引上げとか、或いは能率の引上げ、能率の引上げは総体的の従業員に関するものでありますけれども、作業量の引上げというものは直接夫と言いまして、これは採炭夫とか掘進夫、充填夫、運搬夫というような種類の者でありますけれども、これが坑内におきまして中心的に石炭を出している組合員であります。
それから掘進夫、つまり坑道を延長して行く方の作業をいたしておる者は、大体戰爭前の能率の六割五分くらいしか回復しておりません。衆繰夫、つまり坑内の修繕夫でありますが、この仕繰夫は、やはり戰爭前の能率に比べまして三割程落ちております。これらの人たちの能率を上げますためには、やはり熟練度の問題がございますのと、それから実作業時間が現在聊か短いように考えられます。
職場を離れる久々が、掘進夫で申しますと八四%採炭夫で見ますると九五%、仕繰夫がほとんど全部、運搬夫も九五%でありまして、八時間以上殘業いたしております人々には、皆無になつておるというふうに、私は二、三の例を申し上げたのでありますが、承知いたしておるのであります。