1975-11-12 第76回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
特にいま御指摘のございましたガス、炭じん、それから自然発火、こういうことを中心に、特に九卸の三片区域につきましてはガス抜きの強化、先行する払いのガスの管理あるいは掘進個所の排気の独立分流などを指導しておったのでございます。しかしながら、先生も現場においでいただきましたのでよく御案内のとおり、先ほどお話のありました人災か天災か、人災の傾向があるではないか。
特にいま御指摘のございましたガス、炭じん、それから自然発火、こういうことを中心に、特に九卸の三片区域につきましてはガス抜きの強化、先行する払いのガスの管理あるいは掘進個所の排気の独立分流などを指導しておったのでございます。しかしながら、先生も現場においでいただきましたのでよく御案内のとおり、先ほどお話のありました人災か天災か、人災の傾向があるではないか。
災害の概況は、去る七月六日、午前零時五十五分ごろ、集中監視室において坑内のガス自動警報器の作動を感知し、直ちに調査したところ、北第二十尺上層ロング上添坑道掘進個所からの応答がなく、付近で作業中の係員に探検させた結果、同所で異常が発見されたのであります。
ガス突出防止対策につきましては、この種災害の発生が主として掘進個所において見られるものであり、払いにおいてはきわめてまれであるため、対策も掘進個所についてのみ考えられるきらいがあり、鉱山保安監督局もこの点について幾ぶんの懸念を持っていたようでありますが、私は、これまで行なわれてきた、いわば学理的な立場からするガス抜き対策によっては処理しきれないところに、ガス突出のメカニズムが存在するのではないか、という
災害の発生いたしました三片下九番層坑道は、昨年の四月二十四日から巻立から掘進を始めました坑道掘進個所でございまして、災害当日までに五百二十六メートルが掘進されておったわけであります。
二坑部内には、現在災害個所とはだいぶ離れておりますが、ロング払いが二払い、面長は百六十メートルと八十メートルでございますが、ロング払いが二払いとそのほかに掘進個所が十二カ所でございまして、鉱山労働者六百六十四名で、月産二万二千トンを出炭している状況でございます。
現在、二坑部内にはロング払いが二払い、一つは面長百六十メートル、もう一つは八十メートル、二払いございまして、そのほかに掘進個所が十二カ所ございます。鉱山労働者六百六十四名をもちまして、月産二万二千トン出炭を行なっております。
それから右のほうの上層の二十六卸部内には八十九名、それから図面にはございませんが、先ほど申し上げました上層三十六昇部内には九十八名、そのほか各掘進個所に百九名が、三百五十メートルの左のほうとか、四百五十メートル坑道の左のほうとか、その他掘進個所がたくさんございますが、そこに百九名、そのほかに、百七十名の者が坑内各所に、保安あるいは通気、運搬、電気、こういった作業に従事しておったのでございます。
すなわち、これを申し上げますと、重要な点は、まず、海八部内でも掘進個所がございました、この掘進個所から出てくるガスが払いを通るというような状況になっておるわけでございまして、したがいまして、そういう場所にはガス自動警報機をつけさす。
すなわちガスが出たことは明らかである、そうしてそれは大焼層の開発部において、いわば掘進個所においてガスが出た、こういうことは大体新聞も言い、皆さん方もいろいろな点においてそういうことを言われておる。そこでそのガスは社長の話によると、海八部である、すなわち大焼の層ではなくて、その途中にある海八炭層から出た、こういうことを言っておる。しかし海八は一月ほど前に自然発火をして災害を起こしておる。
で、爆発が起こりましたのはこの区内のD八号払いとD九号払いの準備坑道の掘進個所を含めた範囲でございます。詳細な団面はここにございますが、これはちょっと見にくうございますので、かえってこちらのほうがよろしいかと思いますが、採炭作業場のD八号ID八号と申しますのはこの払いでございます。
そのガスをはかった位置を正確には存じておりませんが、それはおそらくこの掘進個所またはその付近ではなかろうかと思います。それから、先ほど停滞試験をいたしましてガスがたまったと申し上げましたのは、この辺までたまるわけではありませんで、この奥のほうにそういうガスがたまってまいるわけでございます。
したがいまして、この個所はもともと人気サイドの個所でございますが、将来そちらのほうに掘進個所を設けるというふうなことからして、そこに設けておったようなわけでございます。したがって、私が聞いておる範囲では、それと電源遮断機とインターロックしていなかったが、自動警報機は作動する状態にあった。それから災害を調査に参りましたときにも、その自動警報機はあったようでございます。
現在すでに三分の二くらいの採炭終了の状態にあるのでありますが、災害の直接の原因といたしましては——場所は図面がなくてわかりにくいと思いますが、左上部の掘進個所が、たまたま隣鉱区の採掘跡の旧坑にぶつかりまして、そこから旧坑にたまっていた旧坑水が一時に流れまして、下部に作業しておりました十二名が罹災しました。一名は脱出いたしまして、結局残った十一名が死亡いたしたわけであります。