1948-06-15 第2回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第16号 それまでの國鉄というものは、連年相当黒字を出しておつた。殊に特別会計から一般会計へは五億、六億と繰入れておつた時代がある。その当時國の予算は、まだ二十億がそこらであつた。そういうようなことを考えてみましたときに、敗戰の結果生じた國鉄の赤字は、國鉄ひとりが独立採算制の見地に立つて、自給自足せよと言われるのは、むしろ無理なのじやないか。こういうふうに私どもは常々実は考えておつたのであります。 松本一郎