1948-11-19 第3回国会 衆議院 本会議 第16号
端的に言うならば、現在の日本は、誠意をもつて連合国の占領政治に協力するほかに、自立自存の域に達する道もなく、また独立達成の道もないのであります。われわれは、忠実にこの道を進んで祖國を再建し、すみやかに講和会議を迎え、独立國民として國際社会に仲間入りし、平和愛好國民と協力いたしたい熱願に燃えておるのであります。
端的に言うならば、現在の日本は、誠意をもつて連合国の占領政治に協力するほかに、自立自存の域に達する道もなく、また独立達成の道もないのであります。われわれは、忠実にこの道を進んで祖國を再建し、すみやかに講和会議を迎え、独立國民として國際社会に仲間入りし、平和愛好國民と協力いたしたい熱願に燃えておるのであります。
私は本決議案の内容といたしまして特に左の五点を強調し、連合国の好意と我が政府の努力を要請いたしたいと存ずる次第であります。 第一は、この冬季間是非とも送還を継続されたいということ。 第二は送還の数を能う限り最大限にして頂きたいということであります。
これは新聞には発表になつておりませんでございまするが、片山委員長との会見の席上、まだこういう考えがあるようでは、現在の天皇制についても連合国側の方で或いは批判の輿論が起きないとも考えられないということを傳えられたという話であります。皆樣、世の中に幾らも贔負の引倒しということがあるのであります。どうかこの点について皆樣の愼重なる、冷静なる御判断を賜わりたいと考えるのであります。
そういう際にその連合国の一つであり、しかも世界の二大分野の一つであるソ連がこれを快しとしないような場合を懸念した際において、しかも現内閣は、和田君が言われましたが、反共宣言をしておる。その内閣から出た場合において、將來日本として不利なことが懸念される場合はありませんでしようか。
その後、その一部は申請に基いて解除せられたのでありますが、最近になりまして、連合国最高司令官の指令により、前に解除せられた貴金属等のうち一定のものについては、その代りとして等價の貴金属地金を、政府から連合國占領軍に対し引渡すことを命ぜられたのであります。この法律案は、この場合、その実行に伴う法律関係を明確にしようとしたものであります。
本条約の最終議定書には特別規定を設けて、条約及び約定への加入を一時妨げられているドイツ国、日本国及び朝鮮は、責任当局が適当と判断するときに、正規の手続、すなわち連合構成国三分の二以上の承認を得ずとも、外交上の形式により、当該政府からこれをフランス共和国政府に通知し、かつ同国政府から他の連合国に通知することにより、これらの条約、約定に加入することができることになつているのであります。
本歳出予算に計上いたしました金額は、行政部費六十六億四千五百三十三万八千円、産業経済費五十五億八千十七万九千円、物資及物価調整事務取扱費七億二千五百八十九万円、行政共通費三十四億七千四百十八万円、政府出資金百八十九億七千三百五十六万六千円、国債費七十五億二千二百八十五万円、終戦処理費九百二十二億五千六百万三千円、連合国財産返還費十六億円、賠償施設処理費六十三億四千三百十七万七千円、予備費二十億円、合計千四百五十一億二千百十八万三千円
次に、歳出予算中重要な事項について申し上げますれば、終戦処理費用九百二十六億円、賠償施設処理費六十四億円、連合国財産返還費十六億円、価格調整費五百四十五億円、公共事業費四百二十五億円、地方分與税分與金四百四十九億千余万円、地方警察費国庫負担金二十八億九千余万円、住宅復興資材費十八億九千余万円、政府出資金百八十九億七千余万円、国債費七十五億二千余万円、同胞引場費五十二億三千余万円、小学校教員給與国庫負担金八十七億四千余万円
また連合国が、日本の食糧が足らなんだら、いつでも何とかしてくれるだろうという、連合国の好意に甘えすぎたために、なすべきことをなさなんだ、打つべき手を打たなかつた結果ではないかと思います。しかも、二合八升の配給可能のごとく宣伝して国民を欺騙した、無責任なる態度は、断じて許すことができない。もし総理大臣に政治的良心があるならば、この責任を明らかにしなければならぬと私は思うのであります。
御承知のように、昨年の八月に連合国の好意によりまして、我が國が保有しておるところの、そして、これは結局賠償に引当てらるべき運命にあるところの貴金属約二億ドル、これを担保にいたしまして使用することが許された。そして我が國はこれに基いて、年間約五億ドルに上る輸出品用原材料を購入する途が開かれたのであります。これによつて、我が國の輸出産業の飛躍的活況が期待されておつたんであります。
連合国官憲と日本政府との関係は、連合國の軍政府が、日本政府を指導するという立場から、すべて行われておるのでありまして、これは外交という実は本來の仕事にはならないのであります。從來それにも拘わらず。外務大臣が終戰連絡事務局の総裁を兼ねてましたのは、一番最初の説明に申述べましたように、当初は連合軍の軍政府が、日本政府に対する指導その他について、極めて大筋で止めておつたのであります。
○山下義信君 大臣の御答弁のように、これは條文を都合によりましたら修正しなくちや御趣旨に合わんと思いますが、まあ後の審議に讓ることにしまして、第一点の外務大臣が地方事務局長を指揮しますということが、特殊財産及び賠償に関する事務だけに限つて、連合国官憲との連絡に関する事務の方はなぜ外務大臣の指揮の中から除かれましたのございましうか。
○参事(寺光忠君) 連合国官憲との連絡に関する事務、及びこれに関連する各庁事務の綜合調整に関する事務、かようなことになつております。
勿論貿易再開等の甚だ連合国の御好意によるうれしい知らせもあるのでありますが、これは何としても企業の合理化、経営の徹底した刷新、或いは技術の進歩等によらなければ、いかにこの世界の中に再び日本を入れてくれるという好意が周りにありましても、日本自体がよくその責を果し得ないことになりまするからして、我々といたしましても十分企業の健全性についてこれを確保して貰うように考えておるのであります。
去る八月十四日連合国司会部から発表されました民間貿易の再開と、占領下日本輸出入回轉基金の創設とは、我々の苦鬪二ヶ年余の努力に対する最大の贈り物でございました。これは過般の連合軍による食糧放出が、我が国民生活に大きな安定感を與えましたことと共に、誠に適時適切な救済として深甚なる謝意を捧げるものであります。
しこうしてわが國の国際情勢がいかなるものであるかをもまた知悉いたしておるのでありますが、さいわいに連合国におきましても、水害がいかに恐るべきものであるかということを、今回は目のあたり経験、体験をしたはずでもあり、この機をいつ逸せず国土畫當局におかれましても、當該官廳におかれましても、政府におかれましても、抜本的にほんとうにふんどしを締めて、考えなおしていただけなければならないのであります。
受入態勢はすでにできておるから、われわれとしては、せいぜいかような方向に連合国の好意的援助を求めることに努力いたしたいと考えておるということを答えたと私は記憶いたしております。 それから第二点は、今月何日でありましたか、大阪の記者会見において、六千万ドルの綿花クレジツトができたと私が答えておる、これも事実に相違しておるではないかというお尋ねでありますが、その通りであります。
管理貿易であるけれども、明るい日本経済再建のための民間貿易が、連合国の好意のもとに許された。この日本経済再建の朗報を聴いたその直後において、しかも憲法上自衛の武器ももたない日本の船舶が、指定せられ、許された航路を通行しつつある折りに、かくのごとき不詳事件が起つたということは、これは重大なる問題である。
今申し上げましたようは貿易回転資金でありまして、大体のおもなる趣旨は、この資金は日本の輸出入回転資金として連合軍の占領目的の達成、並びに国際連合国と日本との相互利益を助長するために設定する。この資金の運用についてはコントローラー、管理人を連合国司令部が任命する。それはアメリカから追つてくるらしい。
去る九日の打合会で協議いたしました貿易再開許可に関し連合国最高司令官に対する感謝決議案を協議決定いたしたいと存じます。打合会散会後、委員会及び理事において起草いたしました決議文案を朗読いたします。
それから第二には公安庁でございますが、これはやはり内閣総理大臣の下に公安庁をつくりまして、この公安庁におきまして警察、消防、それから今内務省の調査局において取扱つておるような仕事、つまり連合軍より引渡されました物資の処分、あるいは各種団体の調査、その他いろいろ連合国から命ぜられておりまして、現在内務省の調査局において所管しております事項を公安庁において所管することにいたします。