2004-11-30 第161回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
日本大百科全書によりますと、途中から読みますが、「大気中に放出されたものが人体に入ると、」、ストロンチウム90ですが、「カルシウムとともに骨に集まり、長期にわたって造血臓器を冒すことになるので、人体にとってはもっとも危険な放射性核種の一つである。」
日本大百科全書によりますと、途中から読みますが、「大気中に放出されたものが人体に入ると、」、ストロンチウム90ですが、「カルシウムとともに骨に集まり、長期にわたって造血臓器を冒すことになるので、人体にとってはもっとも危険な放射性核種の一つである。」
この原爆の悲惨さは、死の恐怖など人間の心理面に対して極めて深い傷跡を与えますが、同時に、昨年私の質問に対して厚生省がお答えになったこういう側面、すなわち「放射線の障害ということによって起こるがんあるいは造血臓器の障害等によって非常に慢性の経過をたどって亡くなられた、これが原爆の非常に重要な特徴である。
そういう中で、この原爆被爆者の場合に一番特徴的なのは、今委員が御指摘のように、放射線の障害ということによって起こるがんあるいは造血臓器の障害等によって非常に慢性の経過をたどって亡くなられた、これが原爆の非常に重要な特徴である。そういう点に着目いたしまして、厚生省といたしましては、いわゆる原爆二法というものをもってこれらの被爆者の方々に対しての健康上からの対策を従来とってまいったわけでございます。
特にその疾病の内容というのは、健康管理手当を受給できる十の疾病、つまり胃腸とか肝臓あるいはまた貧血その他造血臓器の患者が非常に多いというふうに聞いておるわけでございます。そういたしますと、被爆二世に関する今後の対策といたしましては、広島市並びに広島県が行った被爆二世の調査というものは活用できる資料ではないかというふうに思います。
中でも骨髄を主とする造血臓器、つまり血液をつくる臓器は放射線の感受性が最も高いものでありまして、特に放射線から実験的にも白血病ができるという事実もありまして、骨髄のがんである白血病の多発が懸念され、実際にその多発が見られたのであります。現在までは原爆被爆者の放射線による後期障害として最も明確に増加が見られたのはこの白血病であります。
それから健康管理手当の期限が三年のグループというのは、循環器系の障害と、それから造血臓器、いわゆる血液関係の病気、これはそう簡単に直りませんから一応三年ということで、その他の病気は一年ごとに健康状態によって更新すると、こういうことになっております。
造血臓器の障害というようなことではなく、白血病というふうになっておる。ところが、八つの疾病のほうは肝臓機能障害、じん臓機能障害、循環器機能障害、非常に広くとらえております。この広くとらえていることが、健康管理手当を条件に合う人にはなるべく広く支給されるというかまえになっております。
特に、白血病につきましては、放射能の人体に影響する一番の基本のところの造血臓器、いわゆる血液をつくるような関係の器官に最も多く影響があるということは事実でございまして、したがいまして、この白血病等になった場合の処置につきましては、この八つの疾患と健康管理手当とは違いまして、年齢にかかわらず、いわゆる認定患者としての取り扱いになり、特別手当も出る。
○滝沢政府委員 この点につきましては、更新と申しますか、手当を受給する受給権の更新の時期が定められておりまして、造血臓器、循環器等の、やはり一度疾患があるときまりますと、そう簡単になおりがたいというようなものについては、三年というような定めになっておりますし、他の障害については、やはり健康を回復したりする場面がございますので、一応これは一年ということで更新のことを定めておるわけでございます。
したがって、福祉部会が一般的に二世の方々の不安というような問題をどういうふうに考えていくかということについて、研究の段階では確かにわれわれも一応検討してみましたけれども、従来四百万の厚生省関係の研究費が今回一千万に増額はされましたが、これは内容的には、前々からガンの発生に関する研究と、生活機能に関する研究と、健康管理の方式をどうするか、たとえば健康管理の中で造血臓器の障害、肝臓障害等がどういうふうに
それから続いて造血臓器などの障害が起こってまいりまして、そのおもなるものが白血病といってもいいかと思います。それがまず最初に多発することがわかりましたあとで、今度は白内障という目の病気が出てきたことがわかったのでございます。
したがいまして造血臓器のガンでございますので、そのこと自体が血液全体がよごれるという問題と必ずしも結びつかないのでございますが、先生が、胃ガンが特に日本人に多い、またもちろん原爆被爆者の方々が逐次老齢化されていく、したがって日本全体に多い胃ガンが、原爆被爆者の中でも現実にそれに罹患する方が多いというような点から、前々この点について御主張があることを承知いたしておるわけでございますが、いまの御質問の転移
これをわれわれは晩発効果とか、あるいは遅発現象とか申しておりますが、そのおもなものを申し上げますと、先ほど田島参考人からお話がありましたように、白血病がふえてくるであろうということが一つ、それから、それは広い意味で言いますと、これは血液を作る造血臓器のガンのようなものでございますから、一般にそういう腫瘍がふえはしないかということであります。
この資料によりますと、大体薬物対症療法としては、全身の補強に、高カロリー、高蛋白の食餌療法、それからビタミンABCDその他全部のビタミンの給与によるところの治療方法、それから感染の防御というので、ペニシリン、ストマイ、テラマイシン、オーレオマイシン、それから造血臓器障害の治療として、鉄剤、輸血、各種ビタミン、そういうふうな治療方法が並べられておるのでございますが、これは単に厚生省に極限された問題と考
○山下参考人 からだの中で最も放射線に感受性の強いところというのは、造血臓器と生殖器であるということは、医学的にわかっておるわけです。その両方をよく検査するということであります。そうしますと、一番簡単に調べることのできるのは血液の検査ということになりますから、血液の精密検査ということがまず第一に必要なものと思います。
そういたしますると、骨の中に含まれておりまする重要な臓器であるところの造血臓器、すなわち血液を作りまするいわゆる骨髄、そういうものに作用するから、その結果造血能と申しますが、血液を作りまする機能が障害されて、いろいろ血液に関係する病気が起るであろう。そうしますと、普通の人は白血病が起るであろうというふうに考えられるわけです。
これは一定の線量を受けて、長い間たちますと、造血臓器にそういうような変性あるいは悪性化が起ってぐる。白血病といいますのは、今日医学的ね考え方ではガンと同じような悪性腫瘍ということになっておりますので、それが十年後になって起ってきたということは、やはり最初に受けた線量が相当に多かったかと思います。
そういう敏感な臓器の中に造血臓器とかあるいは性細胞とか、これをもう少し生物学的に申しますと、若い細胞という言葉で表わします。そういう細胞が非常に敏感だということになっております。そういう特徴があるわけであります。 それでは実際にどんな症状が起るかといいますと、もし十分な線照射を受けた場合には、相当はっきりした症状が起って参ります。