1947-08-08 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第9号
漁業勞働行政の點から、また水産廳が設置されますと、一元的な強力な造船企畫が破壞される、その結果からいつて水産業が發展しないおそれがある、こういう御説明のようでございましたが、これを農林行政の立場から言いましても、漁船の建造が運輸省にある場合には、これはやはり同じ理由で強力な水産行政が一貫しないという理由が成り立つと思うのでございます。
漁業勞働行政の點から、また水産廳が設置されますと、一元的な強力な造船企畫が破壞される、その結果からいつて水産業が發展しないおそれがある、こういう御説明のようでございましたが、これを農林行政の立場から言いましても、漁船の建造が運輸省にある場合には、これはやはり同じ理由で強力な水産行政が一貫しないという理由が成り立つと思うのでございます。
だから造船企畫と造船を注文する方の資金の面とが一向連絡がつかない。今度のようにせつかく建造した船か、農林省が補助もしくは融資を中止したために、現在ドツクにつながれているという現状になつているが、有田總局長官の御説明から申しまして、現在の官廳事務の權限の上から見れば、この御答辯はあるいは當然かもしれませんので、私は別段これに對する答辯は要求いたしません。