1963-06-07 第43回国会 衆議院 建設委員会 第21号
もう一つは選択的拡大でありますが、自立農家を育成していくという点につきまして、政府が考えておるように、単に中小農の離農によって浮かぶ農地を自立農家に取得させることによって、経営の拡大をはかるのだという考え方では不十分であって、もっと積極的に農地自体の造成、拡張ということについて国として努力すべきじゃないか、こういう見解を私どもは主張したわけでありますが、そういう点について政府は非常に消極的であるわけであります
もう一つは選択的拡大でありますが、自立農家を育成していくという点につきまして、政府が考えておるように、単に中小農の離農によって浮かぶ農地を自立農家に取得させることによって、経営の拡大をはかるのだという考え方では不十分であって、もっと積極的に農地自体の造成、拡張ということについて国として努力すべきじゃないか、こういう見解を私どもは主張したわけでありますが、そういう点について政府は非常に消極的であるわけであります
私は恐らく自分で以て一万坪なり二万坪の平野、山林を持つておる人が、これを一つ開放して云々と思う場合に、この個人施行者とか共同の施行者というものがあり得るのであつて百坪や二百坪の土地を持つている人が造成拡張事業を行う必要はないと思います。従つてどういう場合を考えておられるのですか。何も利益がないでしよう。その施行する人は……。
私は日本の現在の農地の造成拡張の遅々たる現状から見まして、おそらくこれは表面化して来るのではないかと考えますが、その場合に、かつての電力借款の際に提示されたごとき屈辱的なものが——あれは電力借款という一つのきわめて部分的なものに対してでありますが、農地そのものになりますと、日本の国土の部分であります。
私は今度の一割増産の第二の点に挙げておる耕地の造成拡張、これは土地改良と共に誠に結構だと思うのでありますが、この耕地の造成拡張を側面から図る意味合いにおきましても、徒らに買上げてそうして待つておるけれども開墾者が入らないという問題については、これは何か一つの單独の法律が出ればこれも結構、そうでなければ行政的な強力な措置でああいつた遊んでおる土地というものを速かに植林に適するものは植林する。