1983-02-09 第98回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
それから、盛田さん御自身の公述のあれをずっと伺っておりますと、自由経済で大事なのは両者間の信用、そのもとは通貨であるという通貨論をずっとお話し願ったわけですが、さらにゴルフになぞらえて、ハンディの修正があってしかるべきだ。
それから、盛田さん御自身の公述のあれをずっと伺っておりますと、自由経済で大事なのは両者間の信用、そのもとは通貨であるという通貨論をずっとお話し願ったわけですが、さらにゴルフになぞらえて、ハンディの修正があってしかるべきだ。
インフレといって、いま上手に日本でもスイスでもドイツでも、うまくアメリカの手に乗らないで、ドルを基準通貨にしておいたようにして、無理な基準通貨論なんかやらないで、水鳥のように水が増してくれば浮くあるいは沈むという形で、金自身の操作に興味をアメリカの株屋なんか持っているらしいけれど、ロシアの方では持っている金をどんどん売っちゃう。
こういういわゆる貨幣通貨論上の厳密な意味での金属主義者によりますと、この特別引出権は通貨性に欠けるところがあるかもしれません。なぜと申しますと、特別引出権は金について絶対的な保証があるわけでございまして、特別引出権につきましてはいかなる場合でも一定の金を含有するものとするという保証がついております。しかし、それは保証するだけでございまして、特別引出権は金への兌換性はない。
しかしながら、いま当面しておる国際通貨不安の問題は、その通貨論の本質に取り組まなければならぬ状態にまで来ておる。通貨論の本質に取り組んでいって、言うならば貴金属という金を中心とする信用から、別な意味の経済力をバックとした信用通貨にかわらなければならない状態に来ておる。
○木村禧八郎君 それは全然通貨論を知らない議論なんですよ。通貨の過剰発行というのはあるのです。不換紙幣とか不換銀行券は過剰発行が可能なんです。しりがくるというのは、これは貨幣論を勉強すればすぐわかる、貨幣論。もしみんな通貨というものは生産活動にくっついてくるものなら、信用膨張とか財政膨張はあり得ない。しかし、不換銀行券とか不換紙幣には過剰発行というのがあるのです。だからインフレが問題になる。
なお一歩進めまして、通貨論といたしましては、昔の場合ですとノミナリスト、メタリストのこういう論争がございました。今こういう問題はございません。むろん国の経済力が通貨流通の原動力でありまして、その通貨の価値維持の支柱であることは言うまでもないのであります。