1991-04-23 第120回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
このような例から見て、貸し出しに着目をいたしまして準備預金制度によって信用供与量を調節することはできないことはないのでありますが、しかしながら、全体としては従来の、主たる預金その他資金を受け入れている者にその特定の勘定の一定率を無利息の準備預金として日銀に預金してもらう、こういうことで一応通貨調節手段として有効に働いておるように思います。
このような例から見て、貸し出しに着目をいたしまして準備預金制度によって信用供与量を調節することはできないことはないのでありますが、しかしながら、全体としては従来の、主たる預金その他資金を受け入れている者にその特定の勘定の一定率を無利息の準備預金として日銀に預金してもらう、こういうことで一応通貨調節手段として有効に働いておるように思います。
そういう場合には、まあ私たちは、日銀の通貨調節手段、オペレーションをやるのが一方にあるわけでございますが、それと相呼応いたしまして、必要があれば国債整理基金の資金を活用してでも、適当な値段に支えるということも考えてみてはどうであろうかと、こんなことをいま思っているわけでございます。クラウディングアウトの問題についても同様の問題でございます。
その代表的な手段が、この間やったような公定歩合の操作を中心とする金利政策、準備預金制度、オープン・マーケット・オペレーションでありますが、この金融政策の中で通貨調節手段として最も重要なのが公定歩合の上下操作だと思うのであります。この間の公定歩合の二厘引き上げの問題をめぐっても、政府と日銀との間には長い間意見の相違があったようでありますが、この相違点はいかなる点でありましたか。
他の通貨調節手段でありますところの公定歩合政策あるいは公開市場操作と相待って本制度の運用を行うという意味におきまして、日本銀行がその運用に当って参るのが適当であると考えておるわけでございます。
わが国における通貨調節手段としては、現在公定歩合政策及び公開市場操作があるわけでありますが、これらに加えて、この法律により新たに準備預金制度を創設して通貨の調節のための手段を完備し、わが国の金融制度の整備をはかろうとするものであります。
わが国における通貨調節手段としては、現在、公定歩合政策及び公開市場操作があるわけでありますが、これらに加えて、この法律により、新たに準備預金制度を創設して、通貨の調節のための手段を完備し、わが国の金融制度の整備をはかろうとするものであります。
それから申すまでもなく、通貨調節の手段といたしましては、公定歩合政策あるいは公開市場操作という他の二つの手段との関連が問題になるわけでありまするが、いろいろ議論がございましたけれども、やはり他の二つの通貨調節手段とあわせてそのときそのときの金融情勢に応じまして運用していくのが適当であろうという考え方が有力でございました。
その結果、さしあたりまして、まず通貨調節手段といたしまして、いわゆる支払い準備制度の採用の可否の問題を取り上げる、それから引き続きまして預金者保護の制度の問題を取り上げるということに、この三回にわたりまする審議の結果、そういう問題の取り上げ方の順序を決定に相なったわけであります。それから現在まで支払い準備制度につきまして四回、それから預金者保護の問題につきまして二回会議が開かれております。