1950-03-25 第7回国会 参議院 予算委員会 第21号
日銀が相当持つておると思うが、それで今のような所有高に応じて償還するとすれば、相当通貨收縮になる危險がありますし、又償還によつてデフレにならないような、更にデフレにならんような考慮はあるわけですか。
日銀が相当持つておると思うが、それで今のような所有高に応じて償還するとすれば、相当通貨收縮になる危險がありますし、又償還によつてデフレにならないような、更にデフレにならんような考慮はあるわけですか。
つまり運用の予定なくして国債償還を受けて、それを余裕金として遊ばして置くということになりますると、結局はその国債償還のための資金は、何らかの意味において国民の間から吸收されたものである、その金を預金部が余裕金として遊ばせるということは、金の行方から言えば日本銀行の中に入れてします、それだけ通貨收縮の要因となるということでありますからして、我々としてはそういう運用の途が開かれない場合において、国債償還
のみなずこれが支拂い超過になる分だけを調べてみると、大体昭和二十四年度は九百億円通貨收縮の要因があつた。それが二十五年度に至つては千五十億円前後であつて、デフレ面というものは約百五十億だけ多くなる。こういう点からも、先ほど小坂氏が論ぜられたのは誤りであるということが言われるのであります。
從いまして日本銀行としてしては、そこに復金償を償還してもらつて、現金をそのまま通貨收縮というものて充ててしまうことは、考えていないわけであります。結局たとえば公開市場政策というものによりまして、市中が持つております公債を日銀が買い入れる。
又通貨の收縮のみに頼りましてインフレの抑圧を図つているかのように見えますが、通貨收縮と課税の重圧は正にデフレ政策と言わざるを得ません。生産第一主義の民主自由党の諸君が常に掲げられた生産第一主義は、今日出されましたところの予算の面から見ては、すつかり姿を消して、デフレ政策に轉換したのでありまして、これは我々にとりまして甚だ不満の点であります。
從いまして、國家全体の資金計画からこれを見まするならば、二割生産増加が不能となりましたときは、逆に二割の通貨收縮を意味することになりませう。しかして、この増産計画は輸出生産第一主義でありまするから、國内消費生産はやらないということになる。從いまして、國内消費の面においては、はなはだしく規制しなければならぬということも申し上げるまでもない。
○上林山委員長 川島君に申し上げますが、通貨收縮に関して政府委員の答弁をやつてもいいという申出がありますから、さようとりはからいます。
さらにまた任意的通貨收縮の方法についても、何ら見るべき卓見が示されていない。 報告書は、いたずらに悲観的数字を國民の前に振りまわすものであつてはならないのであります。この白書は、わが國経済力の如実の鳥瞰図でなければならないとするならば、何がゆえに政府は、國有財産の正確なる数字をお示しになろうとしないのであるか。