1981-10-22 第95回国会 衆議院 決算委員会 第2号
したがいまして、国鉄においてもこういうような地域的な原価主義に基づいた通貨体系に改められないか、もし改められるなら、いつごろからどういうぐあいにやっていくかということを伺いたいと思います。
したがいまして、国鉄においてもこういうような地域的な原価主義に基づいた通貨体系に改められないか、もし改められるなら、いつごろからどういうぐあいにやっていくかということを伺いたいと思います。
それであのときに流通しておりましたのは、まだ五千円とか一万円札がないときでありましたから、百円と五百円と千円と、硬貨は五種類あるけれどもしかしお札の方は三種類しかないから、五千円札、一万円札で発行して、通貨体系といいますか、そういうものを整えるのだという理由が実はあったわけであります。
そのターゲットゾーンの構想だけじゃないとおっしゃって、いま補足されましたが、なおそのターゲットゾーンに関連してちょっと伺いたいんですが、聞くところによりますと、ドルとマルクと円と、これがいま言ったように一定のターゲットゾーンの中で変動を調整するという形になって、そしてそれぞれの通貨がそれぞれの影響範囲にそういうことを通じて影響を与える、国際通貨体系全体にそういう形での安定的な作用を及ぼしていくんだというのも
ただ、立て直すにつきましては、前回のブレトンウッズ体制のようにかなり厳格な固定相場制度に戻すことはできませんので、相場制度につきましては各国の自由な選択に任す、任せますけれども、各国が勝手なことをすることによって通貨体系が無秩序になるのは困りますので、それを回避するためにIMFの監視のもとにこのフロートを運営していこうということになるわけでございます。
だとすると、これは永久に浮動しているのですから、国際通貨ですね、IMFでほんとうのもう一ぺん新しい国際通貨体系が、固定レートに近いものができた場合に初めてその流動性、浮動性はなくなるんだけれども、いま現にフロートしているわけです。フロートしているから動揺というのは絶えないし、それから石油の価格の見通しにつきましても、これも当分の間こうだときまったというふうな姿になかなかならないんじゃないか。
来年の七月までに国際通貨体系の話し合いが行なわれるように期限がつけられてありますし、日本経済も来年にはだんだん鎮静してきて正常化していく。そういうような時代的な見通し等も考えてみると、円のデノミネーションに対する国民のアレルギーをできるだけ解消することがよろしい。
その間において、やはりいま病んでいるドルをできるだけ低いレベルで健康体に回復させつつこの世界通貨体系を一つの安定的な制度に早く戻すということが必要であると同時に、長期的には、そのSDRというものをいかに育てていくかという課題にも取り組んでいく、そういう二つの面をいま世界の国々が持っているんではないかと思います。そういう認識を持って通商政策を進めていきたいと思います。
しかし、国際通貨体系全般を考えてみると、やはり長期的体系としては、固定相場に復帰して、そして金の交換性を回復するということが望ましい姿でありまして、その方向にわれわれは指向していくべきものとは思いますけれども、今日の時点においては変動相場性がとられていることはやむを得ない、こういうふうに考えます。
○渡辺武君 今度のパリ会議のあとで、たちまち日程にのぼっているのが、スミソニアン体制以後の新しい国際通貨体系をどのように構築していくかという、いわば恒常的な対策だと思うんです。それがドル以外の主要国の通貨が変動相場制に移った、実際上それぞれの国にとっては不利な、アメリカにとっては有利な体制のもとで今後の国際通貨体制の協議が行なわれる、こういう状況がいま生まれているんじゃないでしょうか。
そういう事情のもとで、今後の国際通貨体系をどうするかという会議が開かれるということになっているんじゃないかと、こういうことを伺っているんです。
○渡辺武君 時間がないので、次に移らざるを得ませんが、今後いわば恒久的な国際通貨体系の問題が協議されていくと思いますけれども、アメリカがこれについてどういう方針を持って臨もうとしているのか、この点を伺いたい。
○中曽根国務大臣 国際流動性の強化とか、あるいはSDRというような新通貨体系に対する協力とか、あるいはそれの強化であるとか、あるいはドルにできるだけ早期に健康体に戻ってもらって、世界通貨としての一機能を十分果たすような力を回復してもらう、そういうことも、いまのスミソニアン体系を維持していく上について非常に貴重なことでもあると思いますから、そういう面については私は賛成であります。
切り上げとか、為替相場制度とか、あるいは国際通貨体系とか、いろいろな問題がございますが、国際収支というのは、どこかの国があんまり大きな赤字なり黒字を長い間続けますと、どうにもうまくスムーズに動いていかない性質のものでございまして、現在では、日本の立場から見ましても、アメリカが、むずかしいことではございますが、一日も早くインフレをおさめて、国際収支の経常的な赤字を小さくして、ドルの健全性を強化してもらいたい
金本位は解禁したり差しとめてみたり、いろいろなことが過去にありましたけれども、どうもそういう意味ではこの通貨体系全般がやはりもう少しきちんと整理をされる必要があるように私は思う。どうも毎度その式の話をするときに同じことを言っているようですが、これについてあとで一ぺん大臣に来てもらって言いたいのは、デノミネーションがひっかかるのじゃないかという不安があるのじゃないかという気がするんですね。
するとはとうてい考えられないわけでございますが、しかし、金の保有が、戦争直後のようにアメリカだけに片寄っているというのではなくって、ある程度主要国に分散しているという状況は、一面では混乱の種でございますが、これも私の見方は若干楽観的に過ぎるのかもしれないんでございますが、逆の目で見れば、こういった金の保有が分散しているという状況のもとで、ある種の勢力均衡ができて、その上に新しいいわば合理的な国際通貨体系
そうして国際通貨体系は非常に安定しまして、これがごく最近まで続いてきたわけでございます。脱落したのはフランスもそうでございますが、イギリスがその中からひとり脱落したということでございます。 ところで、ポンドの動揺は同時にドルに連鎖反応を起こす。ドル防衛は今度は逆にイギリスに負担をかける。
ところが大蔵省は、ここ数年来大体貨幣価値が安定しそうだ、すなわち大額紙幣一万円札、五千円札を出そうという時期にこのインフレートした円で通貨体系を落ちつけようという考えであります。従って先ほど申しました五千円札、百円銭貨が出ておるわけであります。
まあ大蔵省といっていいかどうりか知らぬが、ともかく既成の、つまりインフレートした円で一応通貨体系を落ちつけよりという考えでおられるから、この前正示局長の答弁でも何でも否定的なあれですが、もう一ぺんフランクな立場で考え直してみようというお気持があるかどうか、一つ伺いたい。
○山本米治君 一万円札を出したり、あるいは百円銀貨を出すというととは、現在のインフレートした通貨体系というものをそのまま落ち着けようというのがねらいだと思います。大体通貨価値が終戦後のこんとん時代を過ぎて安定したということを認めるからこそ、一万円札を出し、五千円札を出し、あるいは百円銀貨を出すということになったのだろうと思います。
何でこんなに都市に集中しなくちゃならぬか、あるいはこの集中傾向をこのままに放置していいかという問題になるのでありまするが、これはいろんな原因がございまするが、われわれ運輸交通、の面からいいますと、日本の運賃体系——国鉄を基幹としまするところの運賃体系そのものが都会へ都会へと集中するような工合に通貨体系ができておるのでございます。
それはそれとして、将来の通貨体系というものを一応一万円でおとめになると思うのですが、デノミネーションという点についてはどうお考えになるかという点と、デノミネーションに対する、実行する場合の要素といいますか、今それがこういう要素が欠けているからできないのだというふうな点について、一つ通貨という問題に対する御見解を承わりたいと思うのです。
ただ方向としては、これはやはり通貨体系という見地からはおのおの関連を持って処置もし、考えていくことが適当とは思いますが、必ず一方をやったならば同時に他もやらなければならぬかというほどの密接な因果関係があるかとお尋ねがありますならば、それは必ずしもそれほど密接な因果関係はない。
ただ心配しているのは、あなたの方の理由の中で通貨体系を、あるいは通貨系列というものを整えるというような考えがあって、そこからこの考えが出てきているのではないかという点をお聞きしたいのです。こういう問題を取り上げる場合は余り思いつきでやってもらいたくない。
しかるに、このような補助通貨の系列をもつてしましても実際取引きに応じ得ない現状であります上に最近千円札が発行されるようになりました関係もありまして、通貨体系といたしましては、十円については硬質を発行するのが適当と考えられるようになりましたので、臨時補助貨幣として新たに十円を発行することができるようにするため、この改正案が提出になりました次第であります。