2001-05-23 第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
これがまた非常に複雑にしておりまして、通常、特別会計で処している特殊法人等々におきましては、一般予算を一たん特別会計の方に入れて、そこから組織の方に財政として落としていくのですが、これは並行して落ちるようになっている。したがって、その二本立ての予算が行ったり来たりする、こういうふうになる可能性も、逆にこの組織の中でうまく流用すればでき得る仕組みもあると私は思っておるわけであります。
これがまた非常に複雑にしておりまして、通常、特別会計で処している特殊法人等々におきましては、一般予算を一たん特別会計の方に入れて、そこから組織の方に財政として落としていくのですが、これは並行して落ちるようになっている。したがって、その二本立ての予算が行ったり来たりする、こういうふうになる可能性も、逆にこの組織の中でうまく流用すればでき得る仕組みもあると私は思っておるわけであります。
これは特殊法人に対する政府出資は通常特別会計から支出されておる。これがもう慣例であるわけであります。にもかかわらず、満鉄の場合は一般会計から支出しておる。この一つのことからも、政府自身が満鉄を政府機関と見ていたということが確認されると思うのです。このことについて満鉄のかつての監理官であった元大蔵省の某高官も、このことについて言明されておるわけです。
御承知のように、特殊法人に対する政府出資は、通常特別会計から出資されておるのが慣例となっておったわけです。にもかかわらず、満鉄に対してはいわゆる一般会計から支出をしておるという点、この一点からだけ見ても満鉄を政府機関と見ていいことは確認されなければならないわけです。