1985-06-11 第102回国会 参議院 運輸委員会 第13号
例えば、郡山を中心に磐越東線、磐越西線、東北線、これを十キロないし十五キロに切りまして、そこに地方の住宅政策とドッキングさせながら、三・五キロ置きの駅間間隔の間に新駅をつくり、そしてここをミニ首都圏化のような通勤体系に変えていくというようなことが必要だと思います。
例えば、郡山を中心に磐越東線、磐越西線、東北線、これを十キロないし十五キロに切りまして、そこに地方の住宅政策とドッキングさせながら、三・五キロ置きの駅間間隔の間に新駅をつくり、そしてここをミニ首都圏化のような通勤体系に変えていくというようなことが必要だと思います。
ところが多摩ニュータウンあるいは将来やられるであろうところの千葉のニュータウン、こういうところをやる場合において、距離が遠いのでマイカーとかバスではとても通勤できないのでありますから、当然初めからこれは軌道による通勤体系をつくらなければならぬ。その場合の建設資金をどうすべきか。私鉄がそれだけの建設資金を払って、現在の定められた料金制度で運ぶことはとてもできないことはわかり切っておる。
で、どちらかというと通勤体系の兼業農家というものは、たとえば、大体農業を持っていなくても生計し得る賃金所得が入って、その上に何がしかの農業をやっておるわけですから、その社会生活の状態としては一面恵まれておる面があるわけですね。農業というものはいかに零細農耕であろうと、小面積であろうと、それがなくても生計し得るだけの賃金を得て、さらにその上積みになっておるわけですからね。