1960-12-21 第37回国会 参議院 予算委員会 第5号
そこで、特に炭鉱離職者の問題について、御承知の通り、離職者はかなり年配の人が多いのでございます。それを急にどこへ持っていくということも、これはなかなか容易な問題でもありませんし、かつまた、家庭を持っておる方も、しかも居住を持って、その地域に相当数おいでになるわけであります。
そこで、特に炭鉱離職者の問題について、御承知の通り、離職者はかなり年配の人が多いのでございます。それを急にどこへ持っていくということも、これはなかなか容易な問題でもありませんし、かつまた、家庭を持っておる方も、しかも居住を持って、その地域に相当数おいでになるわけであります。
従いまして、一般のこの失業者の対策、それ以上に、これらの対策につきましては、御承知の通り、離職者対策本部のようなものも設けまして、また、そういう方々の多数発生せられるような地域におきましては、先般来調査団を派遣いたしまして、実情等を調査をいたして、これに対する具対的な対策を講じて参っておるわけでありまして、なおまた、本年度におきましても、駐留軍関係の離職者の方々に対する職業訓練の施設等も一そう強化して
私は基本的には大臣が申された通り、離職する者に仕事を与えてやるということが基本的な解決の方策でなければならぬと考えております。従いまして、大臣も積極的に返還の施設の転用をはかるとか、あるいは工場の誘致を積極的にはかってそこに離職者を吸収していくということが、これが根本的な解決の策でなければならぬと考えております。
ただお話の通り離職した人がそれじゃ職を得られるかというと、これは明年度も私はなかなか困難ではないかと思っております。従ってこの点について予算的に、今お話がありましたように二十五万程度で足りるかという御意見はあるといますけれども、全般の予算の中におきまして、特に今回は一般失対事業費におきまして二十三億の増加をいたしております。さらに建設省予算に組んでおりますけれども。
○江下政府委員 失業保険の支給金額は、御承知の通り離職前の賃金額の六割でございます。ところがこの場合、その基礎となります賃金には、臨時的ね賞与等も入って計算される。それから所得税等の公課が差し引かれませんので、手取りといたしましては、これは六割以上になり得るわけでございます。