1963-02-12 第43回国会 衆議院 予算委員会 第12号
○田中国務大臣 前回池田総理大臣が申し述べました通り、通貨発行限度額の問題、それから通貨発行高の問題等に対して、これで一体適正であるのかどうか。産業の実態等を調べて、また各国の例等も徴しながら、慎重に現在検討しなければならない問題であることは申し上げるまでもありません。
○田中国務大臣 前回池田総理大臣が申し述べました通り、通貨発行限度額の問題、それから通貨発行高の問題等に対して、これで一体適正であるのかどうか。産業の実態等を調べて、また各国の例等も徴しながら、慎重に現在検討しなければならない問題であることは申し上げるまでもありません。
御承知の通り、通貨の二五%と申しますと百二十億ドルでございます。そうすると、百二十億ドルあればいいじゃないかという議論もアメリカでもあるわけです。百二十億ドルあればいいじゃないか。
○永野国務大臣 御承知の通り通貨の自由化という問題が昨年初めて芽を出しまして、今年はさらに具体化してくるのではないかと存じます。なおその上に世界の景気の回復もことしらいからは、はっきりと実際上の効果を現わして、各産業に影響を及ぼしてくると私は見通しておるのであります。
足らざる点は、御注意によりまして今後十分研究していきたいと思いますし、先ほど来申し上げておる通り、通貨量の増大によりまして、印刷局の仕事につきましても、これが最低線だというふうに私どもは考えておるわけでございまして、増大をするのではないが、それによって御心配の向きは、私は事実問題としては解消するのではないかというふうに見ておるわけでございます。
本年度の予算はしばしば大蔵大臣御説明の通り、通貨の安定予算であり、八合目ミルク予算というようなところでありますが、今のように、私は国民経済規模の拡大ということ以外には、実は雇用の増大も、生活水準の向上もあり得ないのでありまして、それに向って強力にいくには、あるいは民間資本、あるいは国家資本を巧みにあんばいして投下していく、これ以外には道はないと思うのであります。
第一に三十一年度の予算でございますが、これは財政演説でも承知いたします通り、通貨価値の安定確保を第一義にしておる。対外価値といたしましては一ドル三百六十円を堅持し、対内価値といたしましては国内の物価を安定させていくという基本方針によって編成をせられたということにつきましては、貿易並びに為替の政策の観点からは、非常に私は敬意を表する次第でございます。
また輸出に使えば、今申した通り通貨吸収の目的は一部非常に少くなってしまう。それから端的に言えば通貨政策からして、インフレーションを避けようとすれば、国民の消費物資を思い切ってやるよりほかない、いわゆるぜいたく品を入れるほかない。そういう今の日本の経済機構ではないのでございまして、そういう意味から考えましても、こういう外債を発行するということは、通貨政策上非常なこれは難問題を残す。
○政府委員(富樫総一君) 法律におきましては、賃金は仰せの通り通貨をもって直接に一定の期日に払わなければならないということになっております。従いまして実際問題の扱いといたしましては、支払い能力があってなおかつ支払わないというようなものは、悪質なものとして送検し、処罰しております。
今日ドイツがあれだけ強い立場にマルクを置けるということは、おつしやる通り通貨の安定ということにいち早く成功した。むろんそのときにはたしかドツジ氏が西ドイツにも参られまして、通貨改革を行われたことは御承知の通りでありますが、その後の施策もまことによく行つておるというふうに伺つておるのであります。
もちろん金融の面でも、生産の面でもやらなければなりませんが、昨日私が申し上げました通り、通貨の安定ということは、あらゆる経済現象の一つのシンボルとして現われるわけでございます。あるいは国際収支の改善も一つでありますが、すべての政策の現われが通貨の安定として国内的にまた国際的に現われる次第でございます。
そういう点で、通貨が足りな過ぎるということも、ただいま断言できないのではないかというふうに考えますが、しかし御説の通り、通貨の発行高をぎゆうぎゆう締めて、仕事をする人に迷惑をかけるということは、決してよろしいことではございません。そういう点は十分慎重に考慮すべきものと考えます。予算の立て方につきましていろいろ御意見を承りました。
御承知の通り通貨の発行高の一番高いのは年末ではないのでありまして、大体三十日頃に出て来るわけでありますが、このピークが恐らく六千億若干超える程度ではないかというふうに見ております。これから年末に掛けまして先ほどもお話がありましたように相当供米代金その他の関係で国庫の支出が相当伸びて参ります見通しであります。
ただ御承知の通り通貨基金に日本が入ります関係上、端的な企業補助という制度そのものはむずかしくはなかろうかという点もございまして、差当りとつております国の助成は探鉱奨励金一本で進んでおる、こういう事情にございます。ただ通貨基金に入りましたのちに、ほかの国々で許されておる範囲内のことにつきましては、我々としても実現できるようにやつて行きたい、こういうふうに考えております。
ルーマニア派遣に関しましては、只今大臣の御答弁の通り、通貨の関係、又生命、財産の保障の関係等が全く何らの支障がないということであれば、文部省としては派遣することは望ましいことであるというふうに考えておる次第であります。
私といたしましてはお話の通り通貨が相当縮小いたしております。それから又預金が殖えても貸出が余り殖えない。これは市中銀行が少し引つ込み思案になつておるのじやないかという嫌いもありますので、片方政府の国庫の状況は揚超になつておる。
従いましてお話の通り通貨が八百億程度殖えております。これはやはり輸出増加と日本銀行の貸出に基くものであります。これをとめるためには極力輸入に力を注がなければなりませんので、財政演説につきましてもそのことを申述べておるのであります。減税もさることながら、物価の上らないことを望む。これは、この世論調査は非常に結構でありまして、我々も減税もやはり、物価も上らないように努力しておるのであります。
先ほど銀行局長からだんだんお話がありました通り、通貨の数量がそのときの経済状態にとつて適正量であるかどうかということは、これはまことにむずかしいので、神田委員は該博な御研究で十分御存じと思うのであります。先ほどもお話のあつた通りに、通貨の速度の問題もございます。それからそのときに信用取引が多いか、あるいは現金取引が多いか、こういうこともございます。
ドツジ・ラインの直接にねらうところは、御承知の通り通貨の安定であり、そのためにとられました手段は、政府の債務償還によつて市中銀行の手元資金を豊富にし、現行の採算を通じて貸金を合理的に配分しようとするものであります。
○伊原政府委員 今三宅委員のお示しの通り、通貨は流通の手段でございまして、これは流通が最も円滑に行くように、便利に行くようにということを第一に念願しなければならないところでございます。