1948-06-24 第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第46号
ところがこれもたびたび申し上げました通り、軍事公債は大体九割何分が金融機関の所有するところであります。從つてこれは日本銀行に対する登録公債と相なつておる。從つて証券というものは発行されていませんで、日本銀行に登録されているということでありますから、轉々流通すべき証券は存在しないのであります。從つて登録されておるだけでありますから、市場性はないのであります。九割六分くらいまでは市場性がない。
ところがこれもたびたび申し上げました通り、軍事公債は大体九割何分が金融機関の所有するところであります。從つてこれは日本銀行に対する登録公債と相なつておる。從つて証券というものは発行されていませんで、日本銀行に登録されているということでありますから、轉々流通すべき証券は存在しないのであります。從つて登録されておるだけでありますから、市場性はないのであります。九割六分くらいまでは市場性がない。
あの委員会は、政策協定に書いてあります通り、軍事公債利拂の停止的措置に関する委員会であります。しかしこれは政府の機関ではありません。党の政策協定に基いて委員会をつくると書いてありますから、政府の機関ではむろんないのであります。從つて政府がこれに干渉して、かれこれと委員会の意思を動かし得る性質の委員会ではなかつた。いわんや政府の措置に対する議決機関でもありません。
○國務大臣(北村徳太郎君) この問題は極めて重大な問題でありますが、御承知の通り軍事公債を持つておる者は今のところ金融機関であります。九割六分ぐらいは金融機関であります。金融機関は申すまでもなく大衆の預金をバツクにするものでありまして、從つて今日まで大衆の預金がこの軍事公債の形になつておる。