1952-07-08 第13回国会 参議院 決算委員会 第33号
殊にその点を他の方面から見ますというと、先ほど主計局長が言われました通り、終戰後は、世相もそうでありますが、会計も非常に乱れておつた。それが世相はだんだんよくなつて来ている。恐らく会計関係も改善されているだろうということは想像されますし、又我々のほうの事務当局の職員が検査に行つた結果を聞きましても、よほどよくなつている。
殊にその点を他の方面から見ますというと、先ほど主計局長が言われました通り、終戰後は、世相もそうでありますが、会計も非常に乱れておつた。それが世相はだんだんよくなつて来ている。恐らく会計関係も改善されているだろうということは想像されますし、又我々のほうの事務当局の職員が検査に行つた結果を聞きましても、よほどよくなつている。
なお他方接收せられましたところの金、銀及び白金それからダイヤモンドというものがあるのでございますがこういう問題が数学的にある程度われわれの方ではつきりいたしましたのは、御承知の通り終戰後日本の外貨資金が欠乏しておる。そこで司令部が持つておりますところのそれらのものを、ある程度担保に入れまして、そうして外国の銀行から、綿花を得たりなんかするところの借金をすることが起つて来たわけであります。
さらにタンカーにつきましては、御承知の通り終戰後非常に船型が増大いたしまして、戰前はグロス一万トンが目標でありまして、水深が九メートルでよろしかつたのでございますが、戰後最近ではおおむね二万トンくらいになりまして、十メートル半はどうしても必要であり、さらに特別に大きな四万トンというようなタンカーの実現も想像されるのでございますが、かような船はまだ日本には入つておりませんので、さしあたり二万トンで水深十
ただ只今法務総裁が御説明になりましたうち、税に対するところの問題については目下研究中であるという仰せでありますが、これは御承知の通り終戰後連合国の示唆に基きまして、日本の税制制度に対するところの取扱いについて、相当納税義務の強化ということが、国民の従来の生活感情とマッチしないような形において示唆された結果、強くこれが取締られた傾きがあるのです。
○土屋説明員 今森山委員からお話がありました通り、終戰後におきましては、タバコの収買価格をきめます場合の計算は、パリティ方式によつてやつております。これは農産物全般につきまして、タバコばかりでなしに、米麦その他の主要食糧、それから特用作物、すべてマル公を決定しておりますときは、農産物に関する限りパリテイ計算をとつておるわけであります。
○福田政府委員 御承知の通り終戰後は経済の大きな混乱があり、まだ全部その混乱の要素は整理されておりません。従つて必要な場合には計画性を持たせなければいけないし、また必要な場合には無用な統制も解除する。ことに今は御承知の通り自由党を與党としての基盤に立つた政府でありますので、根本はあくまでも自由経済を基本として行きたいと思います。
御承知の通り、終戰後わが国の民主化の線に沿いまして取上げられました、いわゆる農地改革によりまして、従来の地主及び小作という存在に対しまして非常な変革が行われまして、約三百万戸に達する自作農家が創設され、それぞれが自作になつたわけでございます。御承知の通り、国内における耕作面積は開拓等によつて多少ふえましたけれども、耕作の全体の面積そのものは大してふえてはおらない。
○池田国務大臣 対日援助費は、御承知の通り、終戰後アメリカが終戦に伴つて日本に援助してくれておつた金を、今債務として確定はいたしておりませんが、将来債務として確定した場合におきましては、これの支拂いに要する経費もある程度見込んでおかなければならないので、一応予定はいたしておるのでありますが、これは賠償と同じように、はつきり今幾ら幾らときまつておりませんので、賠償、外債の支拂い、対日援助費等を見込んで
○説明員(間島大治郎君) 只今の御質問の、民間の建物をホテルに改造して、そしてやつておるというようなことは、これはいわゆるバイヤース・ホテルのことじやないかと思うのでありますが、これは御承知の通り終戰後間もなく貿易が再開せられました時に、そういつた、貿易業者が日本に参りましても、全然泊る施設がないというので、GHQのメモランダムが出まして、日本政府において至急にこういつたバイヤーの宿泊設備を整備するようにという
○石井(昭)政府委員 鉄道の新線建設については、御承知の通り終戰後全面的に中止されておりまして、ごく一部の例外を除いては、工事の着手を延期しておつたのでございますが、本年度は御承知の通り津軽線、赤穂線、窪川線の三線の建設工事に着手いたしまして、いずれも本年中に営業開始の予定になつた次第でございます。
このことは御承知の通り、終戰後六十万トン前後しかなかつた外航船が、最近においては百二十万トン近くなる。本年度末、来年三月末日までには今のまま推進いたしましても、百七十四、五万総トンになる計画で、その相当部分というものは買船によつておる。これも一つの行き方である。買船の計画については、今ただちにこれを相当量実行できたら、その方にも金が出て行くということを御承知願いたい。
それは御承知の通り終戰後現金取引きをしておつたのが、手形の取引きを奨励したために、わずか二円の印紙を張りさえすれば、何百億でも字に書けるのでありますから、私製札をこしらえてそれでもうけて、手形の決済をしようというのが目的であつたのでありますけれども、案に相違して財界のこういう不況に遭遇して、みな損をしてしまつて、残つたものは、から手形が残つたのが五〇%以上だろうと私は想像するのであります。
○山本参議院議員 御承知の通り、終戰後証券民主化が叫ばれまして、一般大衆がかなり直接に証券投資をするようになりましたけれども、その後株価の変動の関係もありまして、大分大衆がかえつて懲りたような風も見えるのであります。
当然建設行政の一元化という意味ばかりではなく、多年の経験も持ち、技術も持つておるところの大蔵省営繕管財局の流れを組むところに国費の支弁に基く建造物の統一をやらせることが妥当であると、こう考えておりましたのでありますが、御承知の通り終戰後戰災復興院ができまして、現在の建設省になりますときに、当時の大蔵省営繕管財局の官制と同じような条文が規定されております。
御承知の通り、終戰後昭和二十一年の司令部の指令によりまして、預金部資金は国債と地方債とに運用を原則として限るということに相なつておつたのでございますが、今度の改組を機会に、その運用が金融債にまで広げられたということに相なつておるのでございます。改組の経緯並びにその根本的な考え方というものを、簡單に申し上げた次第でございます。
然るところ、日本の金融につきましては、御承知の通り、終戰後金融機関が殆んどいわゆる商業金融、短期金融のほうの建前になつて参りまして、而して長期金融というものにつきましては、日本興業銀行が或る程度その役割を持つております。これも本年度から金融債が出せることになりましたが、まだ十分の機能を発揮していない、こういう状態であるのであります。
○國務大臣(大橋武夫君) 御説の通り、終戰後におきまして國民の思想が非常に安定を欠いておる。又それがためにいろいろな犯罪も殖えておるということは事実でございます。そうして又その風潮に乘じましていろいろ射倖心をそそり上げるようないろいろな施設が行われつあるということも事実であります。
当時四月八日の決議案のときにも、私が本会議におきまして代表説明をいたしました通り、終戰後の非常に消極的な、陰欝な空気の中から脱却して、積極的に新しい勇猛心を起して邁進する気持にかえて行くという精神的の力も非常に大きいのでありますが、同時にまた戰時中に中止はいたしまし左五〇%以上できている三十三線中から、まず今回の臨時国会をちようどいい機会にいたしまして、特別の予算をとつて、何本かの建設に着手していただく
○木村(公)委員 さらにお伺いいたしますが、御承知の通り終戰後ソ連領には数百万人に及ぶ日本の善良なる、武装解除されたる同胞たちが抑留されておつたのでありますが、その同胞たちは自分の意思に反して、ソ連の軍備拡張のためにノルマを強制されて、重労働を強制されて、ほとんど帰るまで自己意思を働かせることなしに終つたのでありますが、この数百万のわが同胞たちが、かつては敵であつたソ連領の軍備拡張に使われておつたという
○寺本政府委員 安全関係、衛生関係の行政につきましては、御指摘の通り終戰後、基準法施行以来いろいろやつて参つておりますが、現在までのところ目立つような成果があがつていないと思つております。一つには施設の改善が非常に困難であるという点もあろうかと思いますが、全体として従来賃金関係が労働関係では非常に重く見られて、安全衛生の問題の取上げ方が、第二次的になつておつたためではなかろうかと考えております。