1961-02-08 第38回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
これはもちろん半面で、納税者の申告度合いと申しますか、申告成績と申しますか、これがよくならなければ理想には到達しないものでありますけれども、心がまえとしては、おっしゃる通り納税者が正しく申告するということに対する信頼がなければ、この制度は成り立たぬと思います。
これはもちろん半面で、納税者の申告度合いと申しますか、申告成績と申しますか、これがよくならなければ理想には到達しないものでありますけれども、心がまえとしては、おっしゃる通り納税者が正しく申告するということに対する信頼がなければ、この制度は成り立たぬと思います。
つまり、言うなれば、税法通り納税者のところでしらみつぶしにやれば、これは何ら問題はない。自分の仕事について何ら違法でもなければ、職務に忠実でもあって、何ら問題はないのである。けれども、今日税法通り合法的に徹底的にやったら、二つの面から抵抗が起こる。 一つは、自分の心である。
先ほど申しました近づきやすくという言葉の一つの敷衍でありますけれども、お話の通り、納税者というものはそもそも簿記、会計をよく御存じない方も相当おられるし、またそれを税務に適合するよらな内容にするというあたりについても、なかなかそこまで進んだ人は少ないようです。従いまして、具体的な所得を計算するという場合にまず戸惑いをされる。
そこで、問題は、お話の通り、納税者の方々に、特に被災者の方々にとっては、いろいろ精神的にも打撃を受けておられるから、御指摘のように税法がよくおわかりにならぬ。雑損控除の制度を受けるのが有利なのか、あるいはいわゆる災害租税減免法の適用を受ける方が有利なのかという判断も、なかなか納税者にとってはわかりにくい。
申告納税制度は御案内の通り納税者が自分で帳簿をつけまして、そうして税法に従った計算をして正しい税金を御自分で納める、こういう制度であります。
局長御承知の通り、納税者の階層から行けば、課税所得年収約二十万円程度の納税者の人員が一番多いのです。課税所得の五万円やそこらの者は数が少い、それに一番重点を置いて減税してやれば、そういう限度引き上げの恩典を受けられぬ勤労者の方々に対しては、一般並みの基礎控除七万円の恩典以外には何もないじゃないか、これは税の公平からいっても手落ちじゃないか。しかも言うところは、低額所得者に重点を置いて減税する。
四年、五年から比較いたしまして本年は非常に金詰まりで、御承知の通り納税者は困つておるわけであります。その当時ですらこれが徴収猶予されて、わずかの税金でございますが、これを各税務署では国税徴収法に基いて、ずつと調査というよりも葉書を一々出しまして呼びつけて、これを払えという請求をさせております。
これは御指摘の通り、納税者に対して無用な無理を来すという点が出て来ましたので、二十五年度以降そういうことを一切やめております。最近におきましては、税務署にどれぐらい勉強してもらいたいというようなことは全然言つておりません。
○平田政府委員 物品税は、今御指摘の通り、納税者にとりましても非常にやつかいな税である。それは旧時に、私ども国税庁の立場からいたしましても、徴税上なかなかむずかしい問題をたくさん包蔵している。
○高橋(衞)政府委員 御承知の通り納税者の中には、完全な帳簿を備えてない方もありますので、ある程度推定の入るところの調査にならざるを得ないかと思いますが、推定にいたしましても、その推定の根拠を十分に突きとめてやつて行く。
そうしますと、御承知の通り納税者は資金に困りますと、どうしてもやはり税金を遅らすというのが一番手取り早い解決ですから、まず生活費を出し、仕入れ資金を出し、納税資金は最後にまわす、こういうような方向に行きますのが、ある意味から言いますと、そろばんをはじいて企業を経営して行く場合におきましては、自然の勢いみたいになり、やはりどうしてもそういう傾向に行く。
○政府委員(高橋衛君) 税につきましては、税務官吏の行動等が苟くも国民の信頼に反するというようなことがありましては、只今御指摘の通り納税者の本当の協力を得るという面において非常に支障がございますのみならず、国民に不当に御迷惑を掛けるという結果に相成りまするので、実は昨年以来務官吏の訓練並びに教育に関しましては、非常な努力をいたして参つた次第でありますが、実は御指摘のような場合におきましては、監察官をして
その代り税制自体が極力税を納めても成るべく事業活動の健全な動き方に直接悪影響を來さないような、仮に累進課税をいたしましても、そういう考え方を取つた上で税制は飽くまでも税法通り納税者は納めなければならん、不当にうまくやつたから非常に膨らんだ、そういう余地はなくしよう、こういうような考えが一貫して強く流れておりますことを御参考に申上げて置きます。
私が先刻徴税の上に、まず予定申告制にある限りにおきまして、各位の申告に重点を置くのである、かように申し上げたのでありますが、その重点は、計数的にこれを申し上げる場合には、必ずしも解数が一致いたさないのでございまして、その点は今日最も遺憾とするところでありますが、その前提におきまして、ただいま御指摘の通り、納税者が自己の申請に基いて金額を日銀もしくは郵便局に供託するというようなことで、納税が完成されたものとはとうてい
それはお話の通りでありまして、殊に不慣れの者が多いと言うような點から、先に申上げました通り納税者の方にも御迷惑をかけておることが尠くなくないということを認めるのであります。