1954-02-27 第19回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第3号
文部省におきましては、学年進行に伴う分といたしまして五百七十三名、厚生省におきましては、先ほど申し上げました通り、癩療養所、結核療養所等の病床増加に伴う医師、看護婦の増員といたしまして百七十一名、農林省におきましては、水産監視船、あるいは保安林の施設拡充に伴うものといたしまして百十六名、通産省におきましては、特許事務の増加に伴う分といたしまして四十三名、運輸省におきましては、監視船の乗員の増加に伴うもの
文部省におきましては、学年進行に伴う分といたしまして五百七十三名、厚生省におきましては、先ほど申し上げました通り、癩療養所、結核療養所等の病床増加に伴う医師、看護婦の増員といたしまして百七十一名、農林省におきましては、水産監視船、あるいは保安林の施設拡充に伴うものといたしまして百十六名、通産省におきましては、特許事務の増加に伴う分といたしまして四十三名、運輸省におきましては、監視船の乗員の増加に伴うもの
但し強制検診等につきましては、これはもう早期検診をいたしまして、そうして癩患者は、御承知の通り癩の特殊性から、どういたしましても隔離ということが伴うものであります。これは学説等もいろいろありますが、そういうことを申し上げる時間がありませんから、ただ隔離をいたす、従つて入所をしていただく、それに対しまして、まずもつて患者に対しては検診をして行かなければならない。
それからハンゼン氏病と申しますのは癩菌の発見者がハンゼン氏であるというところからこういう名称をつけていると考えられるのでございますが、これがまだ学界においてもなお二、三疑義があるというふうなことから考えまして現在ハンゼン氏病というのを癩の代りに使うということは行政上妥当でないというふうに考えましたので、従来通り癩という言葉を使うことにいたしました。
これは何かと申しますと、この療養所は御承知の通り癩患者の人々の居住の世界でございまして、そこに生活せられております限りは、単に癩の病気に苦しめられるばかりでなしに、その他我々と同様風邪をひく人もございますし、結核にかかることもあり、又盲腸炎になるというような各種の疾病がやはり伴つて発生するのであります。それに対しまして、従来の予算では極めて僅かなものしか見ておりません。
これは御承知の通り癩の療養所と申しますのは、一つの癩患者の世界でありまして彼らにとつてはそこ以外には出るところがないわけでございます。そこに住んでおりますれば、単に癩の病気にかかるばかりでなしに、かぜもひきますし、盲腸炎にもなり、結核にもかかるということが起きて来るわけであります。
御承知の通り癩患者は失明することが非常に多いのでおりますが、眼科の專門の、医者が国立の療養所におらないというような実情でありますから、これを増員していただきたい。また癩療養所に勤めるその他のものも、人のあまり好まない職業であるから、相当待遇を改善して、いい医者が喜んで来られるように待遇を改善してもらいたい。看護婦の数も、少くも患者十名に一人ぐらいにしてもらいたい。
○小沢説明員 別に問題が起きたということではありませんで、御承知の通り癩の療養所内における癩の拘置所ないしは監禁室をどうするか、法務庁と厚生省の所管の問題、あるいは取扱いの方法につきまして、過般来関係先の方と厚生省、法務庁の方でいろいろ協議をしております。今日、できたらさような結論を出して、来年度の予算の折衝も始まつておりますので、関係方面に出向いているわけであります。
○久下政府委員 その点につきましては、なおとくと研究いたしてみたいと思いますが、ただ御承知の通り癩療養所は、大体におきまして一般から隔離されておりますし、また数箇所の療養所は島嶼の上に、ほかに全然施設建物がなく、療養所だけがあるというようなところもございますし、癩療養所それ自身、すでに教化的な目的を達し得る施設でもあると考えられますので、特別なものをつくらなくても、そうした面に対しまして、療養所の運営上留意
まことに遺憾なでき事でありまして、国立癩療養所を所管しております私どもといたしましては、非常に遺憾に存じまして、善後措置は十分に講じておるつもりでございますが、根本の問題は、ただいま法務総裁からのお答えもありました通り、癩療養所内に適当な行刑措置を講ぜられるような施設のないことがその原因でございます。
これらいずれもいわゆる暴行事件が起きたのでありまするけれども、御承知の通り癩療養所におきましては、患者の生活の場所でもあり、また治療の場所でもあるというような建前からいたしまして、患者の自治的な組織ができておるのであります。この種の問題につきましては、総和会の中に保安委員というものがありまして、事件の起きました場合には、自主的にこれを解決するという方法をとつておつたのであります。
○政府委員(久下勝次君) それから森下委員のお話でございますが、國立療養所と称しておりますものは、御承知の通り癩、結核、精神病等の疾病を取扱つております施設でありまして、これは一口に申しますればいわゆる社会的に疾病でございます。同時に又長期の疾病でございます。さような関係から特に癩などにつきましては、全額國費をもつて入床患者からは全然收入を上げずに経営をいたしておるのであります。
御承知の通り癩は遺傳ではなくして傳染であるということは學界の定説であります。ゆえにこれを隔離によつて豫防し、療養によつて輕快ならしめ得ることもまた争えないことであります。歐州におきましても、癩は一時非常に流行いたしましたけれども、適切な施設によりまして急激にその數が減じております。たとえばノールウエーでは十七世紀から十九世紀まで非常に流行いたしまして三百人くらいあつた。
また犯罪者である癩患者に對して裁判の取扱いは、どういうことであるかという御意見でありますが、御承知の通り、癩患者の犯罪は多く癩療養所内において行われるものよりも、外部において行われた犯罪が多いのであります。