1949-05-18 第5回国会 参議院 経済安定委員会 第12号
○國務大臣(青木孝義君) この輸入物資に対しまして補給金の調整をするということでありますが、御承知の通り爲替レートが三百六十円の設定によりまして、この輸入補給金の不足額の調整につきましては、閣議に決定に基いて既定の物價政策の方針の下に、培給金の増額によることなく、輸入補給金及び安定帶補給金の総額の範囲内におきまして、大体その要領によりまして措置するものといたしました。
○國務大臣(青木孝義君) この輸入物資に対しまして補給金の調整をするということでありますが、御承知の通り爲替レートが三百六十円の設定によりまして、この輸入補給金の不足額の調整につきましては、閣議に決定に基いて既定の物價政策の方針の下に、培給金の増額によることなく、輸入補給金及び安定帶補給金の総額の範囲内におきまして、大体その要領によりまして措置するものといたしました。
私は、その原料の配給がうまく行つておるかどうかということよりも、商工省において配給した原料によて所定の製品ができたかどうか、若しできておらなかつたならば、何が故にできておらなかつたか、或いは例えば往々市中に言い傳えられておる通り爲替レートの設定を機として、それによつてその價格差においての不純なる利益を追及しようとするような不当なるところの業者が往々にしてメーの中にある、そういうことが市場に取沙汰されているのであつて
それから第二は、三百三十円のレートの問題だつたと思いますが、これは御存じの通り、爲替相場がいつ幾らに決まるかということは全然分つておりません。ただ、貿易資金の計算上、輸入物資の拂下げ價格には、一ドルが三百三十円、という予算上の換算率が用いられておるということでありまして、それが眞の爲替レートであるかどうかというふうな点は決まつておらないわけであります。
尚その外に外國の國際物價との鞘寄せ、こういう点でありますが、これは勿論おつしやる通り爲替が幾らに決まつたから、一本爲替レートが決まつたから、それで鞘寄せができるものとは考えておりません。從つてこれが決定せられますに應じた一つの対策も考えて参りたいと思つております。
○國務大臣(泉山三六君) 御質問の一点は爲替一本レートの設定に関しまして政府に準備ありや、かようのことでございましたが、お示しの通り、爲替の一本レートの問題は今日内外の関心の的でありまするのみならず、その影響するところ誠に甚大なるものあるのであります。