1961-03-24 第38回国会 衆議院 運輸委員会 第16号
ところが今御発表の通り旅客運賃では、これは得をとっている、利潤を生んでいるということです。そこえなお運賃値上げをすることに対して、これは理解し得ないのが当然でございます。しかも物価とおっしゃいますが、物価にはいろいろございます。しかしその物価の問題は論争いたしませんけれども、国鉄運賃をきめる基礎は他の物価との比較できめるのでしょうか。
ところが今御発表の通り旅客運賃では、これは得をとっている、利潤を生んでいるということです。そこえなお運賃値上げをすることに対して、これは理解し得ないのが当然でございます。しかも物価とおっしゃいますが、物価にはいろいろございます。しかしその物価の問題は論争いたしませんけれども、国鉄運賃をきめる基礎は他の物価との比較できめるのでしょうか。
昭和三十二年度から運賃を改訂いたしましたのでございますが、その際には御記憶の通り旅客運賃につきましても、また貨物運賃につきましても一律の値上げをいたしたわけでございます。戦後数回にわたって運賃値上げはいたしましたが、いずれもそのつどいわゆるフラット・インクリースというような形でもって平均的な運賃上昇をやって参ったのでございます。
○説明員(石井昭正君) お説の通り旅客運賃収入においては会社側において現金でお客さんから取受しておるのであります。しかしながらそれが入りませんのは、結局その会社がその資金を他に流用いたしたということに相なると思うのであります。
しかもこの四十五億という退職金を拂つたために、明年度以降におきまして、年々六十億あるいは七十億の余裕を生む、さらに今年度におきましては御承知の通り旅客運賃、貨物運賃の引上げが年度の途中から行われました関係から、明年度におきましてはそのために二百三、四十億の收入の増がある。
、これらの鉄道を賣却したその賣上代金を以て歳入の一助としようとしいう考えを強く運輸大臣といたしましては抱きましたのですが、彼れこれいろいろな関係がございまして、法案も作らねばならん、賣却の相手も見附けねばならんというので、二十四年度の歳入の面にこの賣却を実現することができなんだのでありますが、そこで從いましてこれの賣却が実現するということは遥かに後になりますから、二十四年度の予算はもう御承知の通り旅客運賃六割
これは過去の事実において完全に誤まりでありました通り、旅客運賃の値上はこれから物價に大きく響いて参ります。これは今後の事実が証明するであろうという点であります。それから第三は、独立採算の建前から旅客運賃の値上が止むを得ないという説明であります。これは欺瞞であります。政府は、当然なさなければならない老朽したあの鉄道の諸施設を本当に科学的に復興し得ないで、徒らに酷使をいたしております。
御承知の通り旅客運賃は諸物價に比して最も値上げの割合が低いものでありまして、一般物價に昭和十一年に比して約百九十一倍の値上りになつているのに対し、旅客運賃は僅かに五十倍程度で、これを六割値上げいたしましても八十倍程度となり依然として一般物價に比して低位にあるわけであります。 定期運賃についても割引率の異常に大きい三ケ月、六ケ月の長期定期の割引率を廃止することにいたしました。
御承知の通り、旅客運賃は、諸物價に比して最も値上げの割合が低いものでありまして、一般物價は昭和十一年に比して約百九十一倍の値上りになつておるのに対し、旅客運賃はわずかに五十倍程度で、これを六割値上げいたしましても、八十倍程度となり、依然として一般物價に比して低位にあるわけであります。定期運賃については割引率の異常に大きい三箇月、六箇月の長期定期の割引率を廃止することにいたしました。
只今申上げました通り、旅客運賃の十二ケ月の現行運賃水準による收入額が二百十億円であります。從いまして、当初の三・五倍が二・五五倍に減じまして、その差額は約〇・九五と、こういうことになります。
かくのごとく修正を加えんといたしましたる理由といたしましては、御承知の通り旅客運賃が三倍半、並びに貨物運賃の三倍半という政府の提案は、われわれの調査によりますと、貨物運賃はまつたく適当であるという結論に到達したのであります。