1962-03-14 第40回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
代行輸送は、前述の通り、旅客はバス代行か船便で実施しており、貨物はトラック輸送と国鉄による船舶代行、並びに民間の船便によって実施されておるのでありますが、陸路の国道三十二号線は、吉野川の峡谷に沿っておる地形上の難点もありますが、国道とは名ばかりの狭隘で、砂利も十分に入っていないような道路でありまして、各種自動車の大量通行は全く困難であり、国鉄当局などは、バスの転襲事故が起こらねばよいがと心配しておる
代行輸送は、前述の通り、旅客はバス代行か船便で実施しており、貨物はトラック輸送と国鉄による船舶代行、並びに民間の船便によって実施されておるのでありますが、陸路の国道三十二号線は、吉野川の峡谷に沿っておる地形上の難点もありますが、国道とは名ばかりの狭隘で、砂利も十分に入っていないような道路でありまして、各種自動車の大量通行は全く困難であり、国鉄当局などは、バスの転襲事故が起こらねばよいがと心配しておる
昨年の七月に当委員会の御承諾を得まして行ないました運賃の改正は、これは運賃のレベル・アップでなしに、運賃体系の是正を主眼といたしまして、御承知の通り、旅客にございましては、旅客の遠距離逓減制を改正する、あるいは、三等級を二等級にする、急行料金を下げるという問題、貨物につきましては、貨物の等級を根本的に二年がかりで再検計いたしました結果できましたので、この再検討の結果によりまして貨物等級を改めまして、
ところが今御発表の通り旅客運賃では、これは得をとっている、利潤を生んでいるということです。そこえなお運賃値上げをすることに対して、これは理解し得ないのが当然でございます。しかも物価とおっしゃいますが、物価にはいろいろございます。しかしその物価の問題は論争いたしませんけれども、国鉄運賃をきめる基礎は他の物価との比較できめるのでしょうか。
○磯崎説明員 旅客輸送全体、貨物輸送全体を見ますと、前々御指摘の通り、旅客輸送の方は黒字で、貨物輸送は赤字でございます。
今日、御承知の通り、旅客と貨物と同じ線路を走っております。貨物の各駅に停車して積み下ろしをやるために貨物列車の赤字が非常に多くなっておりまして、はなはだしいのは、一日に八キロくらいしか走らないというふうなひどい程度になっております。これではとうてい国民の満足を得ることができません。物価を安定させるためにも、早く貨物を適時適所に送り届けるということが必要であります。
○岡本政府委員 経済企画庁が所得倍増十カ年計画で想定いたしました国鉄輸送量の伸びは、仰せの通り旅客五・五%、貨物五%でございます。ただ、基準年次のとり方が昭和三十三年度をとっております。国鉄がとりました基準年次は昭和三十四年度でございまして、三十三年度と三十四年度を比較いたしてみますと、非常に輸送量の伸びに違いがございます。三十四年度の方がはるかに大きいのでございます。
○政府委員(朝田静夫君) ただいまの十二人以下の旅客定員を持っているもの、これはまあ海上運送法では、御承知の通り旅客船という取り扱いをしておらないところに問題があるのでございます。
昭和三十二年度から運賃を改訂いたしましたのでございますが、その際には御記憶の通り旅客運賃につきましても、また貨物運賃につきましても一律の値上げをいたしたわけでございます。戦後数回にわたって運賃値上げはいたしましたが、いずれもそのつどいわゆるフラット・インクリースというような形でもって平均的な運賃上昇をやって参ったのでございます。
ただ御承知の通り旅客は一月と三月が込むときでございますので、この一月、三月の増収がどれだけ期待できるかというところに私ども期待をかけているわけでありますが、きょう締めておりますくらいの九億ないし十億程度の見込みでありますと、三十三年の収入のことと関連して参りまして、今のところまあ来年度が三%ぐらいしか増収量としては見れないのじゃないか。
○説明員(石井昭正君) お説の通り旅客運賃収入においては会社側において現金でお客さんから取受しておるのであります。しかしながらそれが入りませんのは、結局その会社がその資金を他に流用いたしたということに相なると思うのであります。
どうも御覧の通り旅客列車でございまして、地方等へ参りますと非常に悪い車を使つて、これで人間を乗せるのかというくらいひどい車もございますが、これらも漸次改定して参りたい。ここ二、三年の間には成るほど少しは変つたなと言われるようにしたいと考えております。
当初の事業計画通り旅客もふえて来ており、貨物もふえて来ておるかどうか。さらにこれと関連して、やはり航空会社としては相当大きな事業計画を持つておられると思うので、従つてこれに要する事業資金という点でも、相当巨額な資金を必要とするのではないか。一体この資金計画というものは完全に見通しが立つているのかどうか。これに対して監督の立場にある運輸省としては何か具体的な方策を持つているのかどうか。
昔はすべて旅客偏重であつて、従つて旅客の収入の方が非常に多かつたのでありますが、最近は数字でも示されております通り、旅客と貨物の収入は幾らも隔たりがないようにまで貨物収入は鉄道の二分された形の収入になつておるわけであります。ところが往々にして旅客駅の方はどんどん直りますが、貨物関係の駅の方は何十年たつてもほつたらかしになるという傾向が過失においても多かつたのであります。
○天坊説明員 御承知の通り旅客停車場の戦災でこわれたものの復旧がまだ済んでいないとか、あるいはまた都市計画の進捗に伴つて、町の玄関である旅客駅が非常に貧弱になつているが、これを同じ建て直すならば、もう少しりつぱなものにしてくれという御要望は至るところにございまして、毎年十億か十二、三億くらいの金でそれをまわして行くのは、なかなか骨が折れるわけであります。
それからこの予算については初め申上げた通り旅客を三十三億、それから貨物を一億六千と、こういう輸送計画というのでございまして、これが非常に殖えます場合には当然苦しくなるのでございまして、それが一時のただ一日か二日遅れたために人員を採用するとか、採用するといたしましても、その日から使えるわけでございませんので、何年間の教育をしなければ従事員としては一人前にならないから、輸送の趨勢を見ながらそういう一億六千万
貨物におきましてかくの通り、旅客輸送におきましてもあの国電の混雑をどう見るでありましようか。ローカル線の列車数の少いこと、客車の損傷の多いこと、又線路、橋梁の補修等、危険々々と悲惨な事故の主原因を包蔵して動いておるのが現在の国鉄の姿であろうと思うのであります。
運賃値上の数字は只今御審議を願つております通り旅客二割五分、貨物三割でございますので、この収入合計は五カ月分で約百七十二億円となりまして、ここに本年度の補正予算の収支のバランスがとれる、こういうことに相成るわけでございます。
○長崎説明員 お説の通り旅客におきましては、三等を最も大事にいたすつもりであります。それから東海道線の改善がすみやかであつて、ほかのところははなはだのろのろしておるではないかということも、私はさもありなんと想像いたしております。従いましてこれらの各線につきましても、漸次改善を加えて参りたいと存じておる次第であります。
ただ鉄道のような仕事は、御承知の通り旅客、貨物を運んだ収入で、それに必要な経費を支出するというような建前にできているのでありまして、その点を国有鉄道の当局といたしましては、必要な場合にはそこに財源を求めるよりほかに方法がないわけでございまして、それ以外の別個の措置を要することは、政府その他でお考えを願う問題だろうと思います。
しかもこの四十五億という退職金を拂つたために、明年度以降におきまして、年々六十億あるいは七十億の余裕を生む、さらに今年度におきましては御承知の通り旅客運賃、貨物運賃の引上げが年度の途中から行われました関係から、明年度におきましてはそのために二百三、四十億の收入の増がある。
に、これらの鉄道を賣却したその賣上代金を以て歳入の一助としようとしいう考えを強く運輸大臣といたしましては抱きましたのですが、彼れこれいろいろな関係がございまして、法案も作らねばならん、賣却の相手も見附けねばならんというので、二十四年度の歳入の面にこの賣却を実現することができなんだのでありますが、そこで從いましてこれの賣却が実現するということは遥かに後になりますから、二十四年度の予算はもう御承知の通り旅客運賃六割
これは過去の事実において完全に誤まりでありました通り、旅客運賃の値上はこれから物價に大きく響いて参ります。これは今後の事実が証明するであろうという点であります。それから第三は、独立採算の建前から旅客運賃の値上が止むを得ないという説明であります。これは欺瞞であります。政府は、当然なさなければならない老朽したあの鉄道の諸施設を本当に科学的に復興し得ないで、徒らに酷使をいたしております。